2022年07月04日(月)

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地域 : 下松市のニュース

[山口県]下松市13位で上位維持 全国812市区の住みよさランキング

光市204位、周南市249位

 全国の792市と東京都特別区(千代田区、中央区、港区を除く)の計812市区の都市力を比較する東洋経済新報社の今年度の「住みよさランキング」が13日に発表され、昨年度は過去最高の10位だった山口県下松市は13位になり、引き続き上位を維持した。光市は昨年度の254位から204位に上がったが、昨年度173位の周南市は249位だった。(山上達也)

下松市、中四国9県で2位維持

 「住みよさランキング」は、病床数や子ども医療費助成などの安心度▽小売販売額、大型店店舗面積などの利便度▽水道料金、都市公園面積、日照時間などの快適度▽財政力指数、持ち家世帯比率などの富裕度をもとに算出した偏差値で集計。

 1位は東京都武蔵野市。2位は福井市▽3位は石川県野々市市▽4位は鳥取県倉吉市▽5位は石川県白山市▽6位は金沢市▽7位は東京都文京区▽8位は茨城県つくば市▽9位は愛知県長久手市▽10位は福井県越前市が続いた。10市区のうち5市は石川県と福井県が占めている。

 11位は神奈川県鎌倉市、12位は富山県魚津市が入り、13位が下松市。14位は名古屋市、15位は高知県四万十市と続いている。

下松市の快適度は全国10位

 下松市が13位になったのは2011年度以来。14年度22位▽15年度20位▽16年度18位▽17年度と18年度は30位▽19年度22位▽20年度は33位▽21年度10位と続いてきた。中四国9県の92市でも下松市は全国4位の鳥取県倉吉市に次いで2位を維持した。

 県内13市で100位以内は下松市のみ。下松市は今も人口が微増傾向で、財政面も実質公債費比率が3.5%と極めて良好。水道料金は全国の市で6番目に安い1833円(一般家庭の平均月額)だ。

 半面、昨年度は前年度比2.2%増だった地方税収額が、今年度は前年度比0.27%減に転じたことや、快適度が昨年度の3位から10位になったことでわずかに順位が下がった可能性がある。

 快適度の1位は東京都昭島市▽2位は神奈川県逗子市▽3位は埼玉県東松山市。光市は206位、周南市は400位となっている。

国井市長「住みよさ実感のまちづくりへ」

 下松市が昨年度の10位から13位になったことに国井益雄市長は「順位が3つ下がったが、上位であることには変わりない。これを励みに、住みよさを実感できるまちづくりを市民、行政、経済界と一体の“オールくだまつ〟で進めたい」と話す。玉井哲郎副市長も「ランキングを詳細に分析し、今後の行政展開に生かしたい」と喜びを見せていた。

 一方、周南市、光市はともに人口減に歯止めがかからないことが響いた。人口の3年前との比較で周南市は2.89%減▽光市も2.71%減なのに対し、下松市は0.15%増と明暗が分かれた。

子ども医療費助成引き上げで順位上昇も

 全国で上位にランクされる市はどんな自治体なのだろうか。

 1位の武蔵野市は杉並区に隣接し、JR中央線の吉祥寺駅、三鷹駅、武蔵境駅を中心に発展を続けている。富裕度が全国1位だ。

 2位の福井市は子ども医療費助成の対象を「18歳まで」に引き上げたことが順位上昇につながった。3位の野々市市は金沢市のベッドタウンで、若いファミリー世代の転入が多いという。

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