2026年10月13日(火)

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[山口県下松市]下松病院心臓リハビリ開始 「かかりつけ医」地域に貢献

  • 導入された心臓リハビリテーション設備

  • リハビリのようす

 山口県下松市新川の下松病院(中島洋二院長)が、心臓に疾患を持つ患者がリハビリを継続して体力を回復させ、病気の再発や再入院を防止する心臓リハビリテーションを5月から始めた。

 同病院は1961年に開設。内科、循環器内科、リハビリテーション科を有し、同市の「かかりつけ医」として地域の患者を診療してきた。

 心臓リハビリでは、心筋梗塞や狭心症の患者の心臓の状態を診察して、適切な運動プログラムを提案する。体重と血圧を測定し、軽い準備体操のあとで重りなどを使って筋力トレーニングをして、エアロバイクを漕いで有酸素運動をする。リハビリ中は医師が心電図モニターで患者の脈拍や血圧を観察、負荷を調整する。

 同病院では心臓リハビリテーション指導士の資格を持つ中島唯光(ただみつ)副院長・循環器内科部長(40)や看護師、理学療法士、管理栄養士がリハビリを担当。体調や食事管理の指導もするため、患者一人一人に合った安全な運動療法、生活指導を受けられる。

 心臓リハビリをすると、しない場合に比べて心血管病による死亡率、入院のリスクが低下したという研究結果もあり、体力の向上、高血圧の改善などの効果も期待できるという。

 同病院での心臓リハビリは中島副院長が1年前から構想。県内でも高齢化が進み、心不全患者の増加が懸念されている。心臓リハビリの設備を含む循環器内科の体制整備、推進が図られてきたが、急性期病院を退院後、かかりつけ医に心臓リハビリ施設がないためにリハビリを続けづらいことが課題だった。

 中島副院長は「リハビリは継続することで効果が得られる。多くの患者の相談に乗り、健康寿命を延ばしていきたい」▽中島院長(70)も「循環器に疾患を持つ患者の役に立ちたい」と話し、下松市における医療への貢献に意欲を見せている。

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