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【下松】「話し方が違っても共に生きられる社会を」 山口言友会1周年「吃音(きつおん)のつどい」に60人
地域下松市言葉が円滑に話せなかったりスムーズに言葉が出てこないなど、吃音(きつおん)を持つ人たちが交流する山口言友会(柳瀬秀明代表)の「発足1周年記念 山口吃音のつどい」(新周南新聞社など後援)が21日、下松市のほしらんどくだまつで開かれた。これまでの同会の集いでは最多の約60人が参加した。
(山上達也)
司会と運営に“きつおんJK”活躍
同会の源流は昨年1月に下松市の旗岡県営住宅第一集会所で開催した「注文に時間のかかるカフェ」で、6月にドキュメンタリー映画「注文に時間のかかるカフェ〜僕たちの挑戦」をほしらんどくだまつで開催。11月は周南市の周南公立大で2回目のカフェを開き、メンバーや協力者を着実に増やしてきた。
この日は1回目のカフェから“きつおんJK”のニックネームで活動してきた徳山高3年の吉田理紗さんと、華陵高3年の松田胡春さんが司会。柳瀬代表は「ともに語り合い、笑い合い、打ち解け合って楽しいひとときにしましょう」とあいさつした。
吃音で悩み、演劇部退部の体験発表も
広島大のダイバーシティ&インクルージョン推進機構の川合紀宗教授が「吃音とどう向き合うか〜多様なあり方に気づく」で講演し、「インクルーシブな社会とは話し方が違っても共に生きられる社会。一人ひとりの違いを認め合い、自分らしく暮らせる社会を共に作ろう」と訴えた。
吃音体験発表では熊本市の熊本言友会の橋本蒼明さん▽光高3年の片岡優菜さんが発表した。片岡さんは1年生で演劇部に入部したが、長いせりふが言えない日が続き、周囲に「どうして言えないの」と理解してもらえずに1年で退部したことを披露。「その後は別の部に入って楽しくやっているが、できればもう一度、演劇部に入って舞台に立ちたい」と意欲を示した。
川合教授「幼児の吃音は早めに相談を」
最後のグループトークは3組に分かれて、参加者全員が自由に意見を交換。川合教授を囲むグループでは保育士から「吃音の症状のある子どもは何歳ぐらいから専門家に診てもらうのがいいか」と質問があり、川合教授は「子どもの吃音は3歳ぐらいから現れるケースが多く、次第に消えるタイプもあれば残るタイプもある。対処が早いほど消えやすいので、3カ月以上続くようなら早めに専門家に相談してほしい」とアドバイスした。
会場には吃音のある人やその家族のほか、市職員、市議、教員の姿も見られた。柳瀬代表は「吃音に関わる人が集える場を、これからも広げていきたい」と話していた。
同会は偶数月の第3日曜の午後2時から、関心のある人なら誰でも参加自由の定例会を開いている。問い合わせは柳瀬代表(090-3748-2332)へ。
