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経済 : 周南市のニュース
[西京銀行]松岡頭取が「オール周南」へ決意 新本社を地域の交流拠点に 西京銀行頭取 松岡 健さん(54)
経済周南市8月に周南市住崎町の新本社ビル「TOKUYAMA TERRACE(徳山テラス)」へ本社機能を移転する西京銀行の松岡健頭取は地域に開かれた本社づくりを進める考えを示した。
新本社1階に整備した「西京ホール」の一般開放や、外部有識者によるアドバイザリーボードの設置、キャッシュレス決済サービス「西京ペイ」の展開を通じ、地域との連携をさらに深める狙い。
「銀行だけでは地域は元気にならない。地域の皆さんと助け合いながら、『オール周南』で新しい展開を生み出していきたい」と決意を語る。
待望のコンベンションホール始動
10月から利用開始を予定する西京ホールは、周南市と徳山商工会議所からの要望を受けて整備した。収容規模は最大800人で、市民活動や企業の会議、講演会、商談会など幅広い利用を想定する。ホールの運営はホテルサンルート徳山と連携し、予約や利用案内を担う予定。
「銀行が『こう使ってください』と制限を設けるつもりはない。地域の皆さんが自由な発想で活用し、さまざまな活動の舞台になればうれしい」と期待を寄せる。同ホールの利用受付は9月から、貸し出しは10月から開始する予定。
専門的な視点参考に
7月には商品やサービスに外部の視点を取り入れるため、アドバイザリーボードを設置した。
メンバーは㈱トクヤマ元代表取締役会長で㈱リテールパートナーズの社外取締役を務める楠正夫さん、周南公立大学前学長の髙田隆さん、遠石八幡宮宮司の黒神直大さん、山口県信用保証協会前専務理事の藤山裕之さんの4人。企業経営、教育、文化、中小企業支援など、それぞれの専門的な立場から助言を受ける。
アドバイザリーボードについて「銀行員は自分の銀行しか知らないという弱点もある。地域をよく知る皆さんの意見をいただきながら、より良いサービスへ磨き上げていきたい」と耳を傾ける姿勢。
新たにキャッシュレスサービス導入
10月に開始予定の「西京ペイ」は、地域の店舗で利用できるキャッシュレス決済サービス。加盟店にできるだけ負担なく利用してもらうことで利用店舗を増やし、地域の消費拡大につなげる考えだ。「この事業単体で利益を上げることが目的ではない。地域のお店が元気になり、多くの人に使っていただくことが、結果として銀行の成長にもつながる」と説明した。
松岡頭取は「新しい本社やホール、西京ペイも銀行だけのものではない。地域の皆さんの知恵やアイデアによって新しい可能性が生まれ、人が集まるきっかけになれば。地域全体で助け合いながら、周南の発展に貢献していきたい」と力を込めた。
地域に開かれたホールや新たな金融サービスを通じ、西京銀行が掲げる「オール周南」の取り組みが、まちに新たな人の流れを生み出すきっかけとなるか注目される。
