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名将の生涯綿密に描く 児玉の評伝発刊
地域その他福岡県の戦史研究家、長南政義さん(42)が徳山藩出身で元陸軍大将、児玉源太郎(1852〜1906)の評伝「児玉源太郎」(作品社)を著した。新史料「児玉源太郎関係文書」を取り入れた初の歴史書で名将の生涯を綿密に描いている。
陸軍大学校長、台湾総督、陸相を経て日露戦争で満州軍総参謀長として作戦を指揮した児玉の一生を21章でまとめた。軍人、政治家として軍政、内政改革を進めた改革者としての側面を強調している。
参考文献は300点を超す。中でも近年公開された児玉源太郎関係文書を初めて生かして新事実を突き止め、これまでの通説を覆した。岩手県の後藤新平記念館など国内外の児玉ゆかりの施設にも足を運び、取材を重ねている。
長南さんは国学院大卒。防衛省防衛研究所研究会講師、防衛大部外講師として児玉に関する講義、講演を行っている。
長南さんは「膨大な史料を取り込み、児玉の生涯を網羅的に描いた。明治時代で最も魅力的な政治家、軍人であり、改革者でもあった名将の実像を知ってほしい」と語る。
A5判427ぺージ。3400円(税別)。大手書店を中心に販売している。
