ニュース
地域 : その他のニュース
【周南地域】[春の叙勲・褒章]
地域その他[春の叙勲]納税や地方自治、社会福祉地域、消防で活躍 周南地域から8人に栄誉
春の叙勲の受章者が4月29日に発表された。全国で4009人、県内では56人。周南地域は、周南市が4人、下松市が1人、光市が3人の計8人だった。今年は東京で天皇陛下への拝謁も予定されている。
そのうち旭日小綬章は1人で、県間税会連合会長の村谷大洋さん(74)=周南市=、旭日単光章も1人で、糀町自治会長の大山政男さん(79)=周南市=が受章する。
瑞宝小綬章も1人で徳山高専名誉教授の門脇重道さん(78)=周南市=が受章する。瑞宝双光章は2人で元特定郵便局長の田村和雄さん(70)=光市=、元公立小学校長の西川敏之さん(71)=光市。
瑞宝単光章は3人で、元民生・児童委員の河村啓子さん(83)=周南市=、元下松市消防団分団長の宮村良夫さん(67)=下松市=と、光市消防団分団長の山本裕次さん(64)=光市=が受章する。
旭日小綬章
租税教室の講師で活躍
県間税会連合会長 村谷太洋さん(74)
(周南市久米)
納税功労での受章。1989年に消費税導入に伴って各税務署ごとに間税会ができた。そのうち徳山税務署管内の周南、下松市の徳山間税会の会長を務め、現在は県間税会連合会の会長、広島国税局間税会連合会副会長、全国間税会総連合会常任理事でもある。仕事は不動産賃貸・管理、だし食品販売の㈲むら屋商事社長。間税会ができたころは久米で書店を経営していた。
間税会の活動は税制度の普及などで、税に関する標語の募集や、小学校などで租税教室を開催している。年間6校ていどで開催し、地元の久米小で開催する場合は必ず講師をしている。「社会人になって税金をきちんと納めるようになってください」と呼び掛けるが、子どもたちからサインを求められ、お礼の文書も届く。
活動のため、税務署の職員と接する機会も多いが「間税会に入ってからは税務署員に持っていた恐いというイメージが変わった。いい方ばかり」と笑顔を見せる。
受章に「会員や事務局あっての受章。感謝しかない」と話す。母の村谷タカ子さんも2001年に保護司の功労で藍綬褒章を受章していて「親子2代での栄誉」と喜んでいる。
旭日単光章
地域のために、自治会長34年
糀町自治会長 大山政男さん(79)
(周南市糀町)
地方自治功労での受章。1989年から現在まで、糀町自治会長、97年からは中央地区自治会連合会長と、現在は周南市自治会連合会長にも就任している。市防犯連絡所指導員協議会の会長や徳山小校区コミュニティ推進協議会の副会長も務めている。
受賞に「地域で人一倍頑張ってきたことが認められた」と笑顔を見せる。
福島県出身で1969年から5年ほど前まで糀町で旅館を経営。仕事が落ち着いたころ、地域のためにと自治会長を引き受けた。糀町自治会は徳山駅近くの市街地にあり、マンションの住民も含めて200世帯。自治会の活動で力を入れているのが毎月の公園などの清掃活動と、ごみステーションの管理。
ごみステーションは自治会内に18カ所あり、管理は毎日の作業になる。アパートの住民にも大家さんを通じて分別などごみ出しのルールを徹底してもらい、他地区からの持ち込みを防ぐために防犯カメラも付けている。
夏には自治会内の児童公園でバーベキュー、1月にはどんど焼きも開く。商店街が解散してからは街灯の維持も自治会の仕事になった。「元気な間は続けていきたい」と話している。
[春の褒章]山﨑、有澤、上田、桝野さんに 社会進歩や福祉増進に貢献
社会や公共の福祉、文化などに貢献した人を顕彰する褒章の受章者を4月28日、政府が発表した。
全国では664人▽県内からは10人が受章し、周南地域では緑綬褒章を社会奉仕活動功績で在宅福祉等奉仕者の山﨑常子さん(85)=光市=▽黄綬褒章を測量業務精励で㈱巽設計コンサルタント社長の有澤久さん(73)=同=▽藍綬褒章を社会福祉功績で民生・児童委員の上田園子さん(75)=下松市=と、更生保護功績で保護司の桝野象堂さん(75)=光市=が受章した。
受章者への伝達式は9日(火)に県庁で開かれ、15日(月)に皇居で天皇陛下に拝謁する。
黄綬褒章
環境にやさしい設計業務を
元県測量設計業協会副会長 有澤久さん(73)
(光市虹ケ浜)
光市の総合建設コンサルタント会社、㈱巽設計コンサルタントで社長を26年務めたかたわら、県測量設計業協会で副会長を12年間務めて、業界の振興に貢献してきた。受章に「災害時は測量業界の総力を挙げて復旧復興の支援体制を敷いてきた。これからも微力ながらお役に立ちたい」と笑顔を見せる。
父は浅江中校長などを務めた故有澤二夫氏で、浅江小、浅江中、柳井商工高、近畿大工学部建築学科を卒業して、親族が経営する㈱巽設計事務所に入社。県内有数の地域を代表する総合コンサルタント会社に育てた。地域では光ロータリークラブの会長も経験した。
県測量設計業協会副会長時代は県内で豪雨災害が起きたり、大島大橋、上関大橋の事故時には復旧への専門的な作業を支援し「世の中のためにと必死だった」と振り返る。
後進には「これからは環境にやさしい設計が求められる。時代の要請をまっすぐに受け止めて頑張ってほしい」と期待する。
藍綬褒章
「更生の姿」求め続けて
保護司 桝野象堂さん(75)
(光市室積)
罪を犯した人の更生を助ける保護司を30年引き受けてきた。光市室積の名刹、臨済宗峨嵋山普賢寺の第44世住職を昨年4月に退いたばかりだが「保護司の考え方の源流は仏教にあることに誇りを持って務めてきた」と受章を喜ぶ。
付属光小、付属光中、多々良高(現高川学園高)、花園大文学部仏教学科を卒業。父の故象山(しょうざん)氏から住職を引き継ぐかたわら、保護司として10件前後の対象者の更生を助けてきた。
1件につき短くて半年、長い場合は4年も担当するケースがあるが「更生して定職につき、家庭を持っている姿を見るのが一番うれしい」と目を細める。
息子の統胤(とういん)さん(48)は第45世住職。母の文子さん(100)は今も元気で「母のようにいつまでも健康でいたい」と目標にしている。
自宅や寺にたくさんあるゾウの木彫りは、象山さんが収集したもの。「象山」「象堂」の名は仏教の象徴であるゾウに由来している。


【取扱期間 2024年6月3日~2025年5月30日まで】西京銀行では預金残高が2兆円に達しました。日頃の感謝の気持ちを込めて年金定期預金をキャンペーン特別金利にてご提案します。詳細はお近くの西京銀行までお気軽にお問い合わせください。

予約注文開始!!フォルクスワーゲンの新型モデル、ぞくぞく登場!
新型Golf(ゴルフ)、新型Golf GTI、新型Golf Variant(ヴァリアント)、新型Passat(パサート)、新型Tiguan(ティグアン)2024年秋から2025年にかけてデビュー!