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【山口県】インフルエンザ注意報継続中 周南でも11月に集団感染13件
地域その他インフルエンザの流行が山口県でも続いている。県は9月27日に基準を上回ったため県内全域に「インフルエンザ流行発生注意報」を発令したが、今も継続中。学校での集団感染も続いている。
新型コロナウイルス感染症の感染防止策のためか、インフルエンザは2021年から22年のシーズンは注意報・警報の発令がなかった。ところが、今年になって感染者が増え、例年は感染者がほとんどいなくなる夏場も感染の報告が続いた。
インフルエンザが流行しているかは、全国で約5千、県内は67の医療機関が1週間ごとに患者数を県に報告し、1カ所当たりの報告数が10件を超えると注意報を発令する。今季は、今年になって第37週の9月11日から9月17日までは9・55だったが、第38週の18日から24日までは10.69と10を超えたため注意報が発令された。各環境保健所別の感染数も公表しているが、この時点で周南は7.83、最も高い山口は33・2だった。
その後も感染者は増え続け、県内全体では10月23日から29日までの第43週は、県全体が21.51、周南は14.5▽30日から11月5日までの第44週は県全体が19.81、周南は15になっている。
6日から12日までの第45週は、県全体が19.27で高止まり状態。周南は14.33で、最も多かった長門は40、続いて防府が33.2だった。
通常はこれからが流行が広がるシーズンだが、すでに感染者が多く、これからどうなるか予断を許さない状況。11月になって学級閉鎖などがあった教育施設は、105件。周南では、下松市で小学校5件、中学1件、高校1件の計7件▽光市で小学校3件、中学校2件の計5件▽周南市で小学校1件となっている。
県健康増進課では、感染防止へ、部屋の換気や手洗い、マスクの着用、予防接種などを呼び掛けている。