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【県】学習特化の生成AIスタディポケット 県内の全公立中学校で導入決まる
地域その他県教育委員会は5月から、学校向け生成AIサービス「スタディポケット」を全国で初めて県内全ての公立中学校に導入することを決めた。
答えを教えないAI
スタディポケットは文部科学省が定める「学校DX戦略アドバイザー事業」のサポート事業者であるスタディポケット㈱(東京、鶴田浩之代表取締役)が提供する学習特化型の生成AI。
生徒の投げかける問いに直接答えを教えず考えるヒントを与える「探究学習モード」や、AIとのやりとりを通じて英文の作成などができる「英作文アシストモード」で、思考力や判断力、表現力を伸ばして主体的な学習を育成するという。
一人ひとりに先生が
県教委は昨年度、「生成AIを活用した家庭と学校の学びの好循環創出事業」として周南市の住吉中や岐陽中など県内の7中学校をモデル校に、授業や家庭での実証事業を実施。
実際に授業に取り入れた住吉中の教員は「特にレポートを書く手助けになったと思う。生徒自身の考えを投げかけると、さらにそこから深掘りするように導いてくれる」と好評。使った生徒からは「生徒一人ひとりに先生がついてくれているみたい」という感想もあったという。
さらに県教委がまとめた保護者からの感想には「家庭学習の質が上がった」、「学校を休んでいた間の学び直しも、先生がいなくても生成AIに聞いて考えていた」と安心の声も上がっている。
全国初の事例
県教委と県内19市町が連携し、県の予算を使って153校の生徒・教員約3万3千人を対象に導入。この試みは全国でも先進的で、スタディポケット㈱によると、山口県の動きを見て近県の教育関係者からの問い合わせが増えてきているという。
鶴田社長(34)は「すぐに答えが出てしまう生成AIが社会で広がる中、教育現場でどう使うかが重要。子どもたちが使いやすく、先生や保護者が安心できるサービスを追求していく」と話す。
