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【周南3市】夏休みの海外旅行に間に合うか? パスポート手数料値下げで申請増加
地域その他パスポート(旅券)の申請に必要な手数料が、1日から大幅に値下げされた。これに伴って申請数が増加し、申請から2週間後が目安の交付予定日が遅れるケースが出ている。実態はどうなのだろうか。
(山上達也)
パスポート値下げと同時に出国税は3倍に
パスポートの申請手数料は最も一般的な10年有効パスポート(18歳以上)が従来の1万6,300円(電子申請1万5,900円)から9,300円(電子申請は8,900円)と7,000円も安くなった。
一方、海外に出国する際に空港などで徴収される国際観光旅客税(いわゆる出国税)が従来の1,000円から3,000円に値上げされている。
パスポートの申請や受け取りは外務省から各市区町村の窓口に委託され、日本国籍を有して同一都道府県内に住民登録がある人なら当該都道府県内のどこの市区町村役場でも申請が可能。例えば周南市に住民登録がある人なら、下松市役所や光市役所の窓口でも申請ができる。
現パスポートは国立印刷局が一括制作
周南市、下松市、光市とも値下げ直前の6月29日や30日はほとんど申請がなかったという。しかし7月1日は周南市で20件の申請があり、光市は7月1日から8日までに20件の申請を受理。下松市も1日だけで20件の申請を受け付けており、値下げを待って申請した人の多さが浮かび上がる。
しかし、昨年4月に導入された現在のパスポートは高度なセキュリティシステムのため、東京の国立印刷局で一括して製作。1日以降は全国から申請数が急増したため、交付に2週間以上かかっているのが現状という。
3市とも「余裕を持って申請を」と呼びかけ
周南市の神本佳代市民課長は「手数料の改定に伴う申請の集中を説明し、余裕を持った申請をお願いしています」▽下松市の中村一雄市民課長も「交付に通常より時間がかかる現状を説明し、ご理解をお願いしています」▽光市の原田憲一市民課戸籍担当課長は「申請の集中で交付まで長い時間を要していることへのご理解を要請しています」と話し、どの市も丁寧な説明で理解を得ることに腐心しているようだ。
これから申請しても今月中に交付されるかは未知数。パスポート番号が確定しないと航空券の購入やホテルの予約は事実上不可能で、海外旅行はその準備すらできない。
パスポートの申請や交付は地方自治体の本来の事務ではないが、市民に最も身近な行政機関として、これまで以上に安心できる対応が各市に求められる。
パスポートの問い合わせは、周南市市民課登録証明担当(0834-22-8293)▽下松市市民課戸籍係(0833-45-1854)▽光市市民課窓口サービス係(0833-72-1421)へ。
