2026年04月17日(金)

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地域 : 周南市のニュース

野犬対策、県も本腰 同時期、テレビで全国的な話題に 周南市が野犬対策に全力

  • あいさつする藤井市長

  • 周南緑地公園には生まれて間もない子犬も=5日撮影

  • 周南緑地公園の野犬=5日撮影

  • 大迫田墓地の野犬の群れ=5日撮影

  • 大迫田墓地の野犬=5日撮影

 「周南地域の野犬問題に関する連絡協議会」の初会合が4日、周南市の県周南総合庁舎で開かれ、県環境生活部、市環境生活部、県警の担当部署の代表ら9人が出席し、住民に大きな不安を与えている周南緑地公園の野犬対策を話し合った。同市の野犬問題は2日から全国放送の情報番組などで大きく取り上がられており、その解決は「まったなし」となっている。

(延安弘行)

 野犬を捕獲できる県と、むやみなえさやりをしないよう呼び掛けるなど啓発活動を続ける市はこれまでも連携していたが、5月に就任した藤井市長が村岡嗣政知事に要請して今回、初めて関係する各部署の代表が一堂に会した。

 市長は「安心して暮らせる街へ全力で取り組む」と決意を述べた。会長を務める県環境生活部の武林正治部次長は知事のメッセージを代読。「県民が野犬による被害にあってはならないとの思いを強くしており、周南市や県警と連絡協議会を設置し、緊密に連携して実効性のある取り組みをさらに進めることにした」という内容で、会議の2日前から全国ネットのテレビ番組で次々に取り上げてられて大きな話題になっていることにもふれた。

 会議は非公開だったが5日に県の生活衛生課のホームページに内容を掲載。現状として周南環境保健所管内では2017年度には千頭を超す捕獲実績があるが、周南緑地公園内でむやみなえさやりが常態化していることを紹介。

 取り組み状況、課題では捕獲のほか、えさやり行為に対する指導のための連日のパトロール、カメラによる野犬の監視、通学路の安全確保などをしていることや、課題として捕獲強化にはおりの設置、巡回・管理、捕獲した犬の管理、譲渡のための人員が必要なことを話し合った。

 今後は餌やり禁止と合わせ、捕獲を強化し、各機関が具体的な方策を検討したうえでできるだけ早い時期に次回の会議を開くことも協議した。

 県によると1998年度に3854頭だった県内の犬の捕獲数は18年度は1577頭にまで減っているが、周南環境保健所管内は796頭から962頭へ増加。そのうち750頭が周南市、204頭が下松市、8頭が光市。

 周南市内では周南緑地公園内が188頭、桜木地区74頭、秋月地区37頭、岐山地区65頭、周陽地区53頭、遠石地区46頭、関門地区11頭で同公園とその周辺で474頭を占めている。捕獲された犬962頭のうち835頭は希望者に譲渡されている。

 市はホームページで現状を公表しているが、負傷などの被害は昨年5月以降で5件。追いかけられたなどの被害は昨年度の1年間に市が把握しただけで41件。周南緑地公園やその周辺を歩いてみると、探す必要もなく野犬が歩き回り、数頭の群れも見つかる。林の中では生まれて間もないと見られる子犬もいた。もともと人に飼われていた犬を野犬にしたのは人。その犬に安全をおびやかされる市民。共生のための対策が求められている。

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