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地域 : 周南市のニュース
高村さん(こうむら)(日立笠戸) 小路口(しょうじぐち)さん(出光徳山) 創意工夫 功労者賞受賞
地域周南市文部科学大臣表彰の「創意工夫功労者賞」の受賞者が決まり、周南では下松市の日立製作所笠戸事業所の車両製造部の主任、高村隆志さん(47)=光市=▽周南市の出光興産徳山事業所の工務課員、小路口卓さん(31)=周南市=が受賞した。職場で科学技術の進歩、改良に役立つ実績をあげた人を表彰する制度。今回は県内から4人が受賞し、14日に山口市の県庁で伝達式が開かれて村岡嗣政知事からメダルが伝達された。
高村さんの実績は「IoT技術を活用した鉄道車両製造業務の改善」で、電線、配線経路の改善策の立案、具現化。最新技術を用いた3Dモデルを活用して配線ルートを決定し、端子やコネクタを組付けたハーネスと呼ばれる部品の製作を可能にした。
さらにハーネス製作において、従来は電線経路を記述した紙面のシートをもとに製作していたが、デジタルハーネスボードを導入して電線1本1本の敷設指示から進ちょく管理までを一元管理できるようにし、ハーネス作業のIoT化を推進した。そのほかにも電装組立作業の工夫で組立時間の短縮と品質向上にも貢献している。
小路口さんは「連続肉厚測定によるオフガス配管腐食管理技術改善」。石油化学原料の製造で輸入ナフサをナフサスプリッター装置(NSP装置)で分留する工程で、装置内の配管は1年に4ミリと腐食速度が高く、数カ月ごとに肉厚を測定する定期検査で管理し、約2年周期で配管の取り換えを必要としていた。
小路口さんは配管の肉厚を連続的に測定できれば運転の諸条件の変化と腐食進展の関係を解明できると考え、連続肉厚測定システムをこの配管に設置し、短期間で急激に腐食が進展するタイミングを見つけ、それが配管を通るオフガスが一定の流量を超えるタイミングと一致することを突き止めた。
この発見からオフガスの流量の運転上限管理値を設定し、運転調整をすることで、腐食進度を1年に0・4ミリにまで減らし、配管の取替頻度を2年から12年以上に延ばした。
