2026年05月26日(火)

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カフェや民家にベンチ35脚 広島、福岡から癒やし求め 交流人口増へ「鹿野の風」プロジェクト

  • 集まったメンバー

  • ベンチの組み立て

 周南市の鹿野地区で4日、3人がけのベンチ35脚がカフェや民家の庭先などに置かれた。3千人の人口が10年後には2千人になると予想されている同地区。たくさんの人が訪れる街へ、交流人口を増やす活動が続けられている。

 活動の中心になっている「鹿野の風」プロジェクトは大潮の国道315号沿いで長くカフェを営業してきた福田清治さん(71)が代表。カフェは高速道路を利用して福岡、広島からも訪れる人がいたことから、魅力ある地域にすれば交流人口は増えると考えて9年前、この活動を始めた。

 実現を目指しているのは「里山まるごと雑木と花による木漏れ日計画」。店舗、施設、民家にもコナラなど、木漏れ日ができる雑木を植え、花を育て、ベンチを置く。財団などのさまざまな助成金も利用してこれまで27カ所に67本
の雑木を植えた。

■「木漏れ日計画」、今後はPRも■

 今年の4、5月には初のオープンガーデンを開いた。カフェ、民家など20カ所が参加。自慢の庭を開放した。来年は27カ所に参加が増える予定だ。雑木や花、ベンチが人を呼び寄せるようになってきている。

 ベンチは背もたれと座板が木製。同じベンチを置くことで統一感を出したいという。今回はキリン福祉財団の助成金を得て購入した。

 この日は若手の女性メンバーなど7人が福田代表の自宅に集まり、ベンチを組み立てて同財団のプレートも付け、軽トラックに積み込んで設置して回った。

 交流人口を増やすためには広島、福岡県の都市部から訪れる人の癒やしとなる店舗も増えてほしい。今春、渋川にギャラリー、西川内に古民家を利用したリラクゼーションの店舗がオープンした。来春はカフェも新規開店の予定だ。計画は実を結び始めている。

 福田さんは「2025年には鹿野が変わったと思われるようにしたい」と展望を語る。今後は広島、福岡へ大々的にPRしたいと話している。

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