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「ツルよ来い!早く来い」八代小で飛来前の集会 児童がデコイ設置も
地域周南市周南八代の八代小(今田浩校長、9人)で16日、八代のナベツルを守り今年の渡来を願う「ツルよ来い来い集会」が開かれ、児童9人がツルへの思いを込めた歌「八代の里の物語」を合唱し、「ツル来いコール」を叫んだ。集会の後は、ツルの実物大模型のデコイの設置作業もあった。
八代は本州唯一のナベヅル越冬地だが、渡来数は1940年の355羽をピークに減少傾向が続き、昨季は13羽だった。
合唱では、間奏でリコーダーや鍵盤ハーモニカの演奏もあり見事なハーモニーを聞かせた。
続いて、ナベヅルの保護などの地域おこし活動に取り組む「夢現塾」の塾長、佐伯信治さん(62)が講演。佐伯さんが小学生のころは自宅近くにナベヅルが100羽いたこと、保護ツルの移送での苦労やねぐらの整備などを話し、「八代のツルの文化を引き継いでいってほしい」とメッセージを送った。
集会の最後は八代幼稚園の園児3人と一緒に体育館の前の階段に立ち、空に向かって「ツルよ来い!早く来い!たくさん来い!待ってるぞー!」と呼びかけた。
デコイの設置は1998年から市が実施。デコイは首を地面に向けてえさをついばむ形や、首をあげて周りをうかがう形など本物そっくりで、ナベヅルに仲間がいると思わせて飛来しやすくなる効果が見込める。
市生涯学習課の増山雄士さん(41)がデコイの役目と設置の仕方を児童に説明。八代幼稚園の園児3人も加わり、餌場や水飲み場になる田んぼに20体のデコイを運び、土台にくいを打って固定した。土台はワラで隠して本物に見えるようにした。
同小1年の佐藤湊君(6)は「ツルが100羽ぐらい来てほしい」と笑顔を見せた。
ナベヅルは例年10月下旬に第一陣が飛来しているが、昨年は11月下旬だった。
