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　高齢者の健康保持や社会参加、生きがいづくりを支援する第30回下松市健康長寿推進大会が9月29日、同市のスターピアくだまつで開かれ、老匠位5人などの表彰があった。

　同市とシニアクラブ下松（六反弘道会長）の主催。新型コロナウイルスの感染予防のため、今回は規模を縮小し参加人数を約70人に制限した。

　この日は、国井市長のあいさつに続いて表彰式があり、市長表彰の、優れた知識、技能、貴重な経験を持つ模範的な高齢者の「老匠位」の5人に認定状とメダル、寝たきりなどの高齢者を長年にわたり献身的に介護した人をたたえる介護者表彰では、母の介護で金近文代さん（73）=桃山町=に表彰状と記念品が、それぞれ市長から手渡された。

　単位老人クラブの会長を10年務めた特別功労の4人に六反会長から表彰状と記念品が手渡され、受賞した生野屋第一会長の藤村八重子さん（79）は「長いようで短かった10年。受賞してとてもうれしい」と喜んだ。

　周南相続支援協会の終活カウンセラーの吉本竜太郎さんの講演もあり、「みんなで終活〜自分と家族が安心して暮らすために」と題して、エンディングノートの書き方などを紹介した。

　会場では、2020年度県健康福祉祭美術展で入賞した作品が展示され、来場者の目を集めていた。

　そのほかの受賞者は次の通り。（敬称略）

　◆老匠位◆

　［健康・体育の部］相本健二（83）ゲートボール=西柳1

　［芸術・文化の部］下山文子（75）朗読=末武中▽吉本健一（80）謡曲=生野屋西1

　［社会奉仕の部］伊藤貞夫（84）地域活動=潮音町1▽山本全子（76）交通指導=昭和町1

　◆特別功労◆

　浜谷和昌（79）東柳さくらクラブ▽藤尾婦美子（80）生野屋第二▽石田義雄（89）ちとせ会