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体育館のくぎ5日目に修繕完了 25日から利用再開 週末異常時の連絡先は?
地域周南市周南市の周陽小(高木茂男校長、174人)の体育館に19日からくぎが突き出ていた問題で、修繕が完了し、学校側がくぎの存在を確認した22日の4時限目から24日まで、使用を止めていた体育館の利用を25日から許可した。
確認したくぎは体育館の1か所で1本。長さ5センチの金属製で錆びており、床から2〜3ミリ出ている状態だった。
高木校長によると、先週末の18日夜、体育館を使用した市民のソフトバレーボールの団体が浮いている床の一か所を確認。19日に使用した空手教室の子どもが床のくぎに気付き、指導者が養生テープを張り、テープでキケンと印をした。20日に使用したジュニアバレーボールの団体は養生テープの上にガムテープを重ねて張った。
一方、学校側は22日、本社からの取材依頼の電話でくぎが突き出ていることを知ったあと、コーンでくぎの場所を囲み、3時間目の体育館の授業では担任がくぎのある場所に立ち、授業をした。
市教委教育政策課施設担当によると、釘は床の表面の厚さ18ミリの仕上げ板とその下の18ミリの合板に打ち込む。仕上げ板は両端が凸と凹になったもので、凹の部分から下の合板に釘を打ち、その上から凸をつなぐ形のため、基本的にくぎは見えなくなっている。
今回のくぎは抜いたあと、24日中に市教委が委託した環境整備員が浮いた床の両端などを7本の金属のビスで固定、その上から木製の部品でおおうようにして金属のビスが出ないようにした。
市教委によるとこの体育館は2013年に傷がついていた床を研磨機で磨いた後、塗装をする修繕をすませていて同年以降の利用で床が傷んだものと説明している。高木校長は「月1回の安全点検をさらに重点を置いて取り組み、全教員で体育館以外の場所も確認していく」と話している。
学校に連絡の仕組みなし
同市では夜間や休日に学校の体育館などの市民開放を実施。使用時には校内のキーボックスにある鍵で施設を開き、使用が終わった時に返す。その時、連絡表で「モップをかけたか」などをチェックするが、異常を記載する欄はなく、通報する連絡先も表示していなかった。
異常があれば教育政策課に連絡することになってはいるが、夜間や土、日曜の職員の不在時は対応できない。学校に対しては直接連絡する仕組みそのものがない。
周陽小の場合も19日の夜以後だけでも複数の市民の団体が体育館を利用した。ところが、学校として気づき、市教委に連絡、確認などの作業に取り組んだのは22日に本社からの取材依頼があってから。体育館の床に養生テープが張られているという異常を誰も認識しなかったのか、校内で情報が共有されていたかも不明。
22日に本社の取材に応じなかったことについて同校と市教委、建築課の担当者はそろって「隠ぺいではない」と主張している。一方、市教委は学校開放時に異常があった場合の連絡先やその手順について改めて検討することを迫られそうだ。
