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鹿野診療所に長沼医師 常勤医着任、北部医療も検討へ
地域周南市山口県周南市鹿野の国民健康保険鹿野診療所の常勤医師として長沼恵滋医師(38)が1日に着任し、同診療所の所長に就任した。診療にあたるほか、市では市北部地域の医療体制確保についても長沼さんを中心に検討を進める。
同診療所は旧鹿野町が1969年に開設。現在はコアプラザかのにある。2016年度から常勤医師が不在になり、県立総合医療センターや新南陽市民病院から医師を派遣してもらっていた。同市には同診療所のほか、大津島を含めて7カ所の市営の診療所があるが、いずれも開業医が週に1〜3回、診療にあたる形で維持している。
鹿野診療所は今後も県立総合医療センターなどから医師を派遣してもらう体制は維持し、長沼さんが月、水、金曜に診療し、火、木曜を研修などにあてることで、これまで休診だった水曜も診療ができるようになる。
長沼さんは東京都出身。東北大学農学部を卒業後、東京慈恵会医大に入学し、卒業後、14年から県立総合医療センターに勤務。同センター長州総合医・家庭医養成プログラム専攻医になり、17年からは岩国市の美和病院に勤務していた。
山口県で暮らすようになったのは県立総合医療センターに勤めるようになってからだが、祖父が2016年まで同市和田で長沼医院を開業し、父も高校まで同市で過ごした。祖父の姿を見てへき地医療を志したという。
診療所での医療について「自宅での看取りを実現できるよう、後押しできる医療機関を目指し、一人ひとりの人生観を尊重し、近づいていけるようにし、『鹿野でよかった』と言ってもらえるようになりたい」と話している。
