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東大発ベンチャーとロボット開発 OBの渡辺さん母校に拠点
地域周南市山口県周南市学園台の徳山高専(勇秀憲校長、691人)は4月1日、植物工場向けロボットを手掛ける東京大学発のベンチャー企業、HarvestX(ハーベストエックス=本社・東京都、市川友貴社長)と共同開発契約を結んだ。同校内に同社徳山事業所を設け、イチゴの受粉、収穫用ロボットの開発を進める。
同社の取締役CTO(最高技術責任者)を務める渡辺碧為(あおい)さん(25)は徳山高専を卒業後、東大に編入し同大大学院に進んだ。東京で学んだ成果を母校に持ち帰り、事業を発展させたいとの思いから同事業所の開設を決めた。
同社は、ロボット技術の農業への活用を目指す同大の研究プロジェクトからスタート。2020年8月に会社を設立し、人工知能によるイチゴの花、果実の検出システム、ロボットによる受粉、収穫の自動化システムの開発を手がける。ロボット技術を通して気候変動に影響されない持続可能な農業と次世代への食文化継承を目指す。
周南市生まれで福川小、福川中OBの渡辺さんは4月から同事業所に常駐。学生と最先端の技術情報などを共有しながら、効率的に受粉するための鍵となるロボットアーム先端の受粉用アタッチメントの開発を進める。
高専内にベンチャー企業が連携拠点を開設するのは全国初。東京と周南をオンラインで結んで進めるロボット研究をロボットの遠隔操作にもつなげ、同校が取り組む障害者就労支援技術の開発に応用していく。
13日に、同校で事業説明会が開かれ、渡辺さん、渡辺さんを指導した同高専機械電気工学科の藤本浩准教授、クルト・フィッシャー准教授らが出席。市川社長がオンラインで説明した。
渡辺さんは「ものづくりで世界的に活躍する人材を輩出する徳山高専で、さらなる事業発展をしていければ」と意気込んだ。
