2022年07月04日(月)

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地域 : 周南市のニュース

[山口県]周南市に誘拐予告メール 市内全小学校は保護者に引き渡し

  • 運動場に止めた車に向かう親子=周陽小

 「6月16日に帰宅中の幼稚園児、小学生を誘拐する」―誘拐を予告するこんなEメールが14日午後6時半、山口県周南市の「市民の声を聞く課」に届いた。市教委は16日と17日は下校時に小学校の全児童の保護者に迎えに来てもらうことにし、各校では一部の授業をとりやめるなどして児童の保護者への引き渡しに追われた。

 市教委によると同様のEメールは全国で確認されているが、15日朝から協議して午後4時に16、17日は児童だけで帰宅させないことを決め、27の全小学校を通じて保護者に通知した。

 周陽小(高木茂男校長、160人)はこの日、6時限目の授業を取りやめ、午後3時10分から40分までを保護者への児童の引き渡しとした。引き渡しの時間帯は前日に保護者へ伝えられた。

 児童を迎えに来た車は北東の門から次々と校内に入り、教員の誘導で運動場に駐車。保護者は体育館で待機している我が子を引き取って下校した。3時40分以降に保護者が来る児童は図書室に待機させた。教員は通用門前や通学路に立って車を誘導し周囲を監視。パトカーが学校周辺を巡回した。

 同校は17日に不審者対応の児童引き渡し訓練を予定していたが、急きょ訓練前日に本物の引き渡し対応に追われる形となった。児童を迎えに来た保護者は「無事に引き渡しができて安心したが、今回の不審メールは本当に迷惑」とこぼした。

 岐山小(山田孝之校長、438人)でも午後2時45分から4時までを引き渡し時間に指定して児童は各地域別に教室で待機し、徒歩や車で訪れる保護者と一緒に帰った。市教委によると各校とも16日は大きなトラブルや混乱もなかった。