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【山口県】全国高校文芸コンクール 短歌の山本さん 俳句の大迫さん入選 徳山高・文芸部誌「耿光」は奨励賞
地域周南市第37回全国高校文芸コンクールの入賞者が12月に決まり、山口県周南市の徳山高(徳田充校長、847人)の3年、山本涼香さん(18=末武中出身)が短歌部門、2年の大迫悠真さん(17=柳井西中出身)が俳句部門でそれぞれ入選を果たした。2人が所属する文芸部(増野月麦部長、18人)の部誌「耿光(こうこう)」は84号が部誌部門で奨励賞を受賞した。
山本さんの受賞作品は「コリオリの力に逆らおうとして帰り道だけ左重心」。コリオリの力は地球の自転により北半球では右方向に働く見かけ上の力。コロナ禍の不自由な状況などを、見えないが確かにあるコリオリの力に重ね、体の左側に重心を傾けて少しだけ力に立ち向かう気持ちを表した。
文芸部に入ってから先輩や仲間の影響で短歌を詠むようになった山本さんは「短歌を始めてよかった。周りの部員に感謝したい」と喜んだ。好きな歌人は俵万智。
大迫さんは「閉村の記念碑立つや秋の虹」で受賞。修学旅行で訪れた沖縄の旧知念村のさびしい印象を下の句に込めた。昨年も俳句を出品したが受賞は今回が初めてで「本当にうれしかった」と話す。中学生の時に俳句の楽しさを知り、文芸部がある徳山高を志望した。好きな俳人は櫂未知子と鴇田智哉で、テレビ番組「プレバト」のファン。
「耿光」は1951年創刊で年1回発行。84号は8月発刊で18人の部員が詩、短歌、俳句、散文を寄稿している。章立ては教室、理科室、屋上、音楽室、体育館、文芸部室の6テーマで全225ぺージ。9月の文化祭で販売した。奨励賞受賞は2018年以来で4年ぶりだった。
2年の増野部長(17=付属光中出身)は「個性豊かなメンバーがのびのびと好きなことを追求し結晶として表れたような部誌だと思う。先輩から引き継いだものを大切にしながら、自分たちの部誌を新しく作っていきたい」と話した。
