2026年10月25日(日)

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【山口県】[徳山高]科学部の忍具研究全国5位 5月にアメリカで発表

  • 些音聞金を耳元に近づける柴崎さん

 山口県周南市の徳山高(徳田充校長、847人)の科学部2年、柴崎湧人さん(16=桜田中出身)と鶴丸倫琉さん(17=田布施中出身)が、忍者の道具に関する物理特性の研究で第20回高校生・高専生技術チャレンジの5位に入賞した。5月にアメリカで開かれる国際学生科学技術フェアに日本代表として出場する。

 研究テーマは、忍者が遠く離れた場所の会話を聞き取るため、耳のそばにぶら下げて使ったとされる些音聞金(さおとききがね)という金属製の板。同校が所蔵する書物「忍秘伝」の紹介文がきっかけで、2021年、当時2年の久行輝さん、斉藤景さん、藤井直生さんが研究に着手し、板に高音を弱めるノイズキャンセリング効果があることを突き止めた。3人は日本学生科学賞の県審査で最優秀賞に選ばれた。

 柴崎さんと鶴丸さんは昨年4月から3人の先行研究を引き継ぎ、些音聞金に当たってはね返る音の振幅度合を測定し、3Dプリンターで原理を利用した器具を製作。消音効果に数値的な裏付けを与え、現代に応用したことが評価された。アメリカでの発表は全て英語で、2人は論文の英訳に苦心している。

 科学部は部員96人の大所帯。部長でもある柴崎さんは「先輩の研究を引き継ぎ、色々な方の支えもあって受賞できた。とてもありがたい。忍者は海外でも人気があるので、研究成果を英語できちんと伝える技術を磨いていきたい」と話した。

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