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【周南市】金重さん(徳山総合支援学校高等部3年)が珠算準5段 4歳から佐々木さんが指導
地域周南市山口県周南市の徳山総合支援学校高等部3年の金重勝也さん(18)が1月の全国珠算検定試験で準5段に合格した。4歳から遠石の佐々木小夜子さんが開いている佐々木ソロバン塾に週1回通っているが、準5段以上は珠算を指導して40年になる佐々木さんの教え子でも2人目という難関。数字の読み方から指導を受け、努力を続けて合格した。
金重さんは軽度の知的障害と自閉スペクトラムの障害があり、高等部から同校に通学して今春、卒業し就職も決まっている。
ソロバン塾は4歳上の姉が通っていたことから通い始めた。検定試験は2カ月に1回。6級では割り算の戻し算、5級では2ケタ戻しとそれぞれ覚えなければいけないことがある。佐々木さんが文字通り、手取り足取りして同じことでも何度も繰り返し教えていった。伝票の計算では伝票をめくることが苦手だったが、練習を重ねた。
金重さんは覚える中でおもしろくなり、中学生のころ、姉が段に進んだことから「お姉さんに負けたくない」とやる気を出し、教室では毎回、1番乗りで練習に励むようになった。お姉さんは高校を卒業するまでに3段に合格したが、金重さんはこれを超えた。
準五段では掛け算割り算、見取り算、暗算、伝票、開法の5種目で22問中17問以上に正解しなければならず、何度も不合格になって1年かかったが、くじけることなく挑戦を続けて卒業を前に合格することができた。
佐々木さんは遠石市民センター、徳山社会福祉センターで開いている教室で80人を指導しているが、3段から上の段を目指す生徒は多くない。その中での合格に「準5段をとれるだけのことをやってくれたことがうれしい」と喜んでいる。
全国珠算教育連盟から珠算最優秀生徒、珠算技能優秀者にも選ばれ、同校の卒業時に表彰状が伝達される。
金重さんは、珠算によって集中力が高まり、学校の授業で手先を使う作業をする時でも「丁寧で真面目に全力投球」。「これからは自分の家族や知り合いの人に恩返しをしたい」と話している。
