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【周南市】周南緑地に「TO THE SKY」 日本一のみかげ石モニュメント 彫刻家、澄川さん逝く
地域周南市山口県周南市の周南緑地公園にある石造彫刻「TO THE SKY」は高さ16.5メートル。同市産の「徳山みかげ」を使い、1992年に制作された「日本一」のみかげ石のモニュメメント。その制作者の澄川喜一さんが4月9日に91歳で死去していたことがわかり、全国紙でもその死を悼む記事が大きく掲載された。
澄川さんは彫刻家で文化勲章を受章し、東京スカイツリーのデザイン監修もした。元東芸術大学学長でもあった。旧制岩国工業学校(岩国工業高校)を卒業、山口県との縁も深い。独特の「そり」を生かした作品で知られていた。
「TO THE SKY」が造られたのは1992年。西日本一といわれた新体育館、徳山総合スポーツセンター(当時)が約50億円をかけて完成し、これに華を添える形で設置された。
地下に1.5メートル埋め込まれていて全体の高さは18メートル。重さは100トン。黒髪島産出の200トンの原石を削り出して造られた。制作費は1億3千万円だった。
石柱上部で二つの形がゆるやかに弧を描くように「そり」をみせ、天空に向かって伸びる姿は大空へと延びる若芽をイメージし「躍動」と「調和」を表現しているとされる。説明板によると、東京スカイツリー前の広場にも同名の徳山みかげを使ったモニュメントがあり、「姉妹作」となっている。
黒髪島で造られ、1992年8月5日深夜から6日早朝にかけて徳山港から周南緑地公園に運ばれ、6日に大型のクレーン2基を使って立てられたが、たくさんの市民が見守り「日刊新周南」でも2日連続してその様子を伝えた。
