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地域 : 周南市のニュース
[よろしく]周南市選管委員長 平野忠彦さん(70)
地域周南市「選挙は民主主義の原点」
7月に山口県周南市周南市選挙管理委員会の委員長に就任した。選挙管理委員の任期は4年。4年前に就任して今回が2期日。長く中学校と西京高校で保健体育を教え、部活動で陸上競技を指導。都道府県対抗女子駅伝では20年間監督、コーチを務めた。
周防大島町の東和中(閉校)の校長を最後に教員を退職。生まれ育った和田地区の和田中の学校運営協議会の会長を引き受けて、同校の閉校までを見守った経験もある。
4年前、選管の委員に就任して「事務局のご苦労が見えてきて驚いた」と話す。事前に立候補受け付け、投開票などの段取りを決め、ミスがないように流れにそって進める姿に接して「民主主義の原点。しっかりやっていきたい」と責任を感じている。
同市では来年、市議選があり、国政選挙では次回の衆院選が新たな区割りでの初の選挙になる。18歳、19歳の低投票率、一方で周辺部の高齢者の投票機会の確保などの課題があり、まずは学校への出前授業などこれまでの活動を継続したいという。
陸上競技の指導では8年前から自身の名前にちなんだ「ひらちゅうランニングクラブ」の代表を務め、今年4月にNPO法人ひらちゅうスポーツ振興を設立して事務局長を引き受けている。
高瀬サンスポーツランドなどで火、水、金、土曜に活動し、小中学生から一般まで市内全域の70人が所属。コミュニケーションの取り方など人間学、生き方教育にも取り組んでいる。8月からは10キロ、20キロなど長距離を走るイベント「チャレンジランニング」も取り入れている。
6年前から罪を犯した人の更生を支援する保護司も引き受けている。