2026年09月07日(月)

ニュース

地域 : 周南市のニュース

[第7回平和の島スピーチコンテスト]優秀賞 私が平和に生きてても

 突然ですが、私は今とても幸せです。毎日おいしいご飯を食べています。銃声やサイレンに怯えながら夜を過ごすこともありません。学校に行って、友達とたくさん話して、部活に行って、寮に帰っても友達がいます。寮母の方々に見守られて寮で生活しています。そして何より、やりたいことができています。このような生活を幸せ、平和と言うのだと思います。

 平和について考えて真っ先に浮かんだことは、「私は間違いなく平和に生きているな」ということでした。私の家庭は裕福というわけではありません。他の人から見たら、私の生活は平和とは言い難いと言われるかもしれません。それでも、私は幸せです。何をもって平和というのか、その定義は人によって違います。私にとっての平和とは、今の生活そのものです。好きなキャラクター、アイドル、家族、友達。彼ら彼女らと過ごす日々は私自身、私の平和を構成する大切な要素です。

 しかし、私以外の人はどうなのでしょう。私は平和に生きています。ですが、私以外の人も全員平和に生きているのでしょうか。日本国内では最近、台風や大雨などの自然災害で被害を受けている地域を多くみかけます。インターネット上でのいじめや誹謗中傷などで人がなくなること事件も起きています。海外でも、戦争や紛争が続いている国、学校に行けない、やりたいことができない人々が多くいます。そんな人を見たり、人の話を聞いて、私たちは何を考えますか。私の答えは、「無」です。興味がなく、自分に直接関係がなければどうでも良い。何をすればいいか、何から始めればいいのか分からないから、というのを言い訳にしています。全ての人にはその人の生活があって、誰かを助けることで今の平和が崩れるかもしれない。自分を全力で生きるのに精一杯な人だっているはずです。

 それでも、人は一人ではないんです。平和な世界は一人でも平和でなければ成立しません。私のように、「私は」平和な人だけではつくることのできない世界です。ここで履き違えてはいけないのは、人を助けることと自分の命をなくすことは別だということです。多少の犠牲は必要ですが、助ける側の人間の平和まで犠牲にするのは違うのではないでしょうか。

 平和をつくるのは人々の思いやりや助けあいですが、それは人々の善意によって成り立つものです。だから、自分の幸せを他人に分ければやがてみんなが幸せになり、平和がもたらされる。分け与えるではなく、分けることが大切だと思います。

 平和をつくるのが難しいことであることは皆が理解しています。その難しいことを簡単なことで少しずつつくりあげていくのはどうでしょう。まずは、自分自身の周囲にいる人から。そして、いつか遠くの、知らない人だけど苦しくてもがいている人のために。

 私は今、幸せです。平和に生きています。でも、他の人は?

サビエル高2年 吉冨咲良さん

「記事のミカタ」投稿
今日の紙面
山口コーウン株式会社

「安全で 安心して 長く勤められる会社」をスローガンに、東ソー株式会社等の化学製品を安全かつ確実にお届けしています。安全輸送の実績でゴールドGマーク認定を受け、従業員が安心して働ける環境と「15の福利厚生」で従業員の人生に寄り添っています。

ピアレックス

遺品整理でお困りではないですか?県内出張見積は無料!不動産売却や空き家じまい(解体)もお気軽にお問い合わせください。

周南公立大学

2024年春、周南公立大学は新学部学科を開設しました。経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科・看護学科・福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科体制となりました。大学の活動や入試情報も随時公開中!

山田石油株式会社

ソロや友達と過ごす「おとなじかん」から、親子三世代で過ごす「かぞくじかん」も楽しめる日帰りレジャー施設「くだまつ健康パーク」。屋内で遊べる施設や岩盤浴、サウナも充実!