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[周南公立大]グランプリにネパールのラジャンさん 初の多文化共生プレゼンコンテスト 外国人が日本語で、日本人は英語で
地域周南市外国人による日本語スピーチと日本人による英語スピーチを審査する、第1回「多文化共生プレゼンコンテスト」が5日、周南市の徳山駅前賑わい交流施設3階交流室1で開かれ、8人が日本語や英語で語学力や表現内容を競った。
3部門に中高大生や一般8人出場
周南公立大(髙田隆学長)の前身である徳山大時代から続いてきた「外国人による日本語スピーチコンテスト」に、日本人の英語スピーチも加えて、多文化共生に必要な異なる視点の理解の増進を目的に開かれた。
開会式で同大の福祉情報学部教授を務める橋本喜代太実行委員長は「多文化の共生に必須なコミュニケーションスキルの向上、自信の構築、異なる視点の理解、国際交流の促進が進むきっかけにしてほしい」とあいさつ。
第1部の日本語プレゼンテーションに外国人3人▽第2部の英語プレゼンテーションの中・高生部門に日本人2人▽第3部の同大学生・一般部門に日本人3人が出場。スピーチは1人5分以内で、審査員は徳山ロータリークラブの河野正幸国際奉仕委員長ら7人が務めた。
グランプリのラジャンさん、山口弁を駆使
最高賞のグランプリには「日本での経験」でスピーチしたネパール出身で徳山総合ビジネス専門学校生のホムガイ・ラジャンさん(23)が選ばれた。
ラジャンさんは「じゃけえ」、「知っちょる」などの山口弁を使いながら、本音と建前を使い分ける日本人との付き合いに苦労した経験を披露。「ウソは自分のために人を欺くことだが、建前には人々を助ける優しさがあると感じた」と話した。
受賞後、ラジャンさんは「卒業して新しい仕事についても、日本とネパールの友好の懸け橋として頑張りたい」と話していた。
入賞者は次の通り。(敬称略)
多文化共生プレゼンコンテスト 審査結果
グランプリ
ホムガイ・ラジャン(徳山総合ビジネス専門学校・ネパール)
各部門の最優秀賞
第1部 アディヤクサ・アドハ・ラフマン・レクソノ(㈱徳機・インドネシア)
第2部 山田眞矢(岐陽中2)
第3部 府川琶月(周南公立大2)
特別賞
国際ソロプチミスト徳山賞 府川琶月
周南青年会議所賞 西﨑羽奏(華陵高1)
周南地区介護老人福祉施設運営懇談会賞 アディヤクサ・アドハ・ラフマン・レクソノ
徳山ロータリークラブ賞 ホムガイ・ラジャン
NPO法人県アクティブシニア協会AYSA賞 山田眞矢
NPO法人国際ボランティアIMAYA賞 アディヤクサ・アドハ・ラフマン・レクソノ
奨励賞
第1部 梁恕鳴(周南公立大4年・中国)
第3部 浪井香葉(周南公立大3) 吉見佳歩(周南公立大3)