2026年06月13日(土)

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【周南】星を求めて鹿野へ 星空案内人の鴨瀬さん

  • 鴨瀬さんと天文台とオリジナルキャラクター

  • 豊井小で天体望遠鏡の使い方を教える鴨瀬さん

 星を見るために下松市から周南市鹿野渋川地区に移住してきた写真家の鴨瀬克己さん(59)。自宅庭に天体ドームを建設し、コアプラザかので観望会を開くなど活動が話題になっている。

 移住したのは空がひらけていて街灯も少なく、「天の川が雲のように見える」ほど星がよく見える場所に建つ築120年の空き家。

 1本の長い木でできた繋ぎ目のない柱も気に入り、井戸水や薪を使って自然豊かな生活を堪能している。

 天体ドームは昨年12月に譲り受け、中に天体望遠鏡や星の位置を自動で合わせる機械を設置。複数保有する天体望遠鏡を用途に合わせて交換する。

 コアプラザかので昨年から始めた毎月第1金曜の「鹿野星空観望会」は3月から活動を本格化。7日にあった観望会では火星・木星・金星・昴(すばる)などが見え、初めて知る星の姿が好評だった。

 12月には天体望遠鏡を扱う総合光学機器メーカーの㈱ビクセンが、天文学の知識、天体望遠鏡の取り扱いや指導方法、安全なイベント運営などで認定する「星空案内人」の資格を取得した。

 鴨瀬さんは5歳から18歳まで「星ふるまち」の下松市で過ごし、約20年間東京で働いてUターンした。

 元々カメラが好きで、15歳の頃に星に興味を持って天体望遠鏡をねだって買ってもらったことが星との出会い。「あの星はこんなになっていたのか」と感動したという。

 東京から地元に戻ってからは星ふるまち天文同好会会長を務め、プラネタリウムが校庭にある豊井小での星空観察会などを開催。天文だけでなく、子どもが自然や科学と触れ合う機会も提供している。

 活動の1番の目的は子どもたちに「自分たちで生きる力」を身につけてもらうこと。「最近はマッチをつけられない子もいる。学校の授業だけでは得られない経験をさせてあげたい」と望み、「鹿野では自然科学や自然遊びを教え、いつか過疎化している学校に望遠鏡を持って出張に行きたい」と語る。

 鴨瀬さんは金曜・土曜の夜はこの場所で星を見たい人を受け入れている。事前にメール(kanosibukawatmd@gmail.com)で問い合わせれば誰でも訪れることができる。

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