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【周南】昔話からお金のこと学ぶ 周公大生講師に金融教室
地域周南市子どもたちが昔話の「さるかに合戦」を題材にお金のことを学ぶ空想金融教室が11月29日、周南市の徳山駅前図書館で開かれ、小学6年生までの8人が参加、周南公立大学経済経営学部の百武ゼミ所属の2年生4人が講師を務めた。
この教室は同図書館の主催で、みずほ銀行が協力。ゼミは地域をよく知り、地域の人と交流することが狙い。岸田真緒さん、村上心音さん、末岡真采さん、矢野大河さんの4人が同図書館やみずほ銀行徳山支店の行員と一緒に教室の開催に取り組んだ。
教室では、サルが持っていた柿の種と、カニが持っていたおむすびの交換でカニから見た時、どんなリスクがあったのか、期待できるリターンは何だったのかを考えた。
学生は子どもたちに質問しながら進行。おむすびはすぐに食べられる一方、柿の種は将来、たくさんの柿の実を手に入れられるが、柿の木が育つまで、手入れが必要なことや枯れてしまうかもしれないというコスト、リスクを明らかにした。
次に子どもたちは1万円のお年玉をもらったら何を買うのか、買い物のリスクとその回避策、得られるリターンを学生と一緒に考えた。
約1時間の教室を終えて、矢野さんは「子どもたちならではの視点がわかって貴重な経験になった」と話していた。
