2026年10月06日(火)

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【周南】「赤ちゃん人形を動かしたい」 周公大看護学科の提案で高専生が開発へ

  • 出来上がった足を持つ上村さん(左)とパンナトーンさん

 周南市の周南公立大看護学科と徳山高専による「赤ちゃん人形を動かしたいプロジェクト」の成果報告会が26日、同大のS1号館1階で開かれた。看護学科の学生が実習で使用する人形の手足を動くようにするプロジェクトで、機械電気工学科4年の学生2人が1年がかりで作った手と足を公開した。

 実習用の赤ちゃん人形の手足を自動的に動くようにできないかという周南公立大からの提案で、実際の乳幼児に近い、緊張感とリアリティのある人形を目指すプロジェクトが始まった。

 開発に携わったのは、足が上村尽さん(19)、手がタイからの留学生のシリパン・パンナトーンさん(21)。「創造製作」の授業で取り組み、石田浩一准教授、技術職員の安立隆陽さんが指導した。

 2人は手や足の関節の動きの観察から始めて3Dプリンターを使って何度も試作を重ねた。手足はモーターで動き、手は手のひらも閉じるようにした。足は赤ちゃん特有のばたつきが表現できるようにした。

 人形の体内に組み込むまでは今回できなかったが、組み込み可能な大きさで作り、手はリモコンで操作し、足はセンサーにふれることで動く仕組みを完成させた。

 発表会には高専から学生2人と安立さん、看護学科から大平光子教授らが出席。2人が研究成果を報告したあと、二人が作った手と足を参加者が操作した。

 医療工学に関心があるパンナトーンさんは「100回ぐらい試行錯誤して10回ぐらい試作した。これからもこの取り組みを続けたい」と意欲をみせていた。上村さんは「さわると動くようにできた時はうれしかった。目に見える形にしてやる気が出た」とうれしそうだった。

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