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荒神大橋、来年1〜3月に通行開始 3車線化で右折レーン新設 仮橋「う回」解消まであと半年
政治その他 下松市と周南市の市境の末武川で、県が総事業費約32億円で続けてきた県道徳山下松線の「荒神大橋」の架け替え工事が順調に進み、来年1~3月の間に3車線のうち2車線で供用開始する。完工は2021年度末。仮橋の「う回通行」はあと半年以内に解消される。 (山上達也)
■多水期の夏は工事できず
荒神大橋は第二次大戦末期の1944年に完成。戦時の資材不足の中で強度確保のため橋脚は8本も設け、架け替え工事のため2015年に撤去するまでの71年間、周南地域の海岸部を貫く大動脈の役割を果たしてきた。
架け替え工事は15年3月に仮橋を架けたところから始まった。年度ごとに入札で施工業者を入れ替えているのが特徴で、14年度から17年度が橋脚などの下部工▽17年度から19年度までが橋げたなど上部工の工事だった。
県周南土木建築事務所は「橋の工事は梅雨や台風の影響が大きい多水期の夏にはできない制約がある。陸上の工事より時間がかかることを理解してほしい」と話す。
■橋脚は旧橋8本から新橋は2本に
新しい橋は旧橋と同じコンクリート製。橋げたの幅が旧橋より3.8㍍広い15.8㍍で、車線数も旧橋の2車線より増えて3車線になる。中央の車線は右折レーンとして渋滞緩和につなげる。21年の完工までは工事スペースの確保のため1車線は閉じ、2車線で供用する。
橋の構造も旧橋では8本あった橋脚を新橋ではわずか2本に減らし、強度を増すため橋全体を湾曲した「太鼓橋」の形にした。このため水面から最も高い橋げたは、満潮時で旧橋より1㍍高い4.5㍍になる。
橋の両側の道路の段差の調整工事や周辺の市道の原状回復は20年度、21年度の2年間で進めていく。
同事務所は「旧橋は71年間持ちこたえたが、新橋は今後100年間は大丈夫な構造にしている。工事に時間がかかる分、頑丈で使いやすい橋にしたい」と話している。
一方、西豊井の切戸川で進む「切戸大橋」の架け替え工事も順調に進んでいる。荒神大橋よりほぼ1年遅れで進み、予定通り21年3月までに供用開始するという。
