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政治 : 周南市のニュース
「元社長は国沢さんから金額聞いた」 地裁公判・福谷産業積算担当者が証言
政治周南市周南市発注工事を巡り官製談合防止法違反の罪に問われた元市都市整備部次長、国沢智己被告(60)の公判が12日、山口地裁で開かれ、工事を受注した同市の建設会社、福谷産業の積算担当社員の男性(不起訴処分)が証人として出廷し、「(同社の福谷徳三郎)元社長(66)は国沢さんから設計金額を聞いたと思っていた」と証言した。
理由について「元社長は民間工事の設計で国沢さんからアドバイスを受ける関係だったし、国沢さんは工事の金額を知る立場にあった」と述べた。
福谷元社長が市発注工事の設計金額を入札前に聞いた回数については「12〜15回だと思う」と、前回公判で福谷元社長が「13〜15回」と述べた内容におおむね一致する証言をした。
担当社員は「積算ソフトを使って自力で工事価格を積算したが、単価の分からない部分があり、元社長に『難しい』と言ったら、約1週間後に元社長から(設計金額を示す)数字の書き込まれた紙切れを渡された」と述べた。
その上で「積算を修正し、その金額に近づくよう調整した」と証言。福谷産業から押収された積算ソフトのデータに、当初は積算額が設計金額と5万円以上の開きがあったのが最終的に同額になる修正過程が残っている痕跡を裏付けた。
数字の記された紙切れは「人に見せるものではない」とシュレッダーにかけて処分したという。
警察から任意の事情聴取を受けた際に積算ソフトのデータを示され、「これだけ細かく数字が押さえられたのなら言い逃れできないと思い、正直に話した」と語った。
次回公判は7月24日で国沢被告の被告人質問が行われる。国沢被告は5月23日に地裁の保釈決定を受けた。
福谷産業に営業停止命令
周南市の官製談合事件で、県は12日、福谷産業(福谷光恭社長)に建設業法に基づき営業停止命令を出した。土木の公共工事が対象で期間は26日から1年間。
山口地裁は3月、同社の福谷徳三郎元社長が2016年11月入札の周南緑地公園、17年12月入札の徳山動物園の2つの市発注工事で元市都市整備部次長、国沢智己被告から設計金額を教わって落札し、公契約関係競売入札妨害罪で有罪判決を言い渡し、確定した。
