2021年11月30日(火)

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政治 : 周南市のニュース

土砂災害に心配の声も Jパワー、王子グリーンが周南地域で初事業 鹿野に風力発電所を計画

 周南市鹿野、岩国市広瀬、島根県吉賀町の境界部に総出力が最大14万1,900キロワットの大規模な風力発電所を建設する「西中国ウインドファーム事業(仮称)」を計画している。東京都中央区のJパワー(電源電力開発)が、15日に周南市役所で開かれた第1回市環境審議会(中尾勝實会長、35人)に参加して、委員に計画を説明した。実現すれば両県で最大規模の風力発電所になる。

 同社(渡部肇史社長)は北海道から沖縄まで水力、火力、地熱、原子力、風力と様々な方法で電気を作る発電所を建設し、全国約100カ所、約1,800万キロワットを生み出し、国内6番目の大きさ。海外でも64カ国で活動している。同社が周南地域で事業を展開するのは初めて。

 この日は同社風力事業陸上開発室の橋口誠一郎さんが委員へ調査結果を説明して質問に答えた。市議の魚永智行委員からは「ナベヅルがシベリアから八代に渡ってくるときのルートがわからないので心配だ」と話し、橋口さんは「渡り鳥についても調査をする」と答えた。

 同社は5月から同市鹿野の住民や地区、コミュニティのリーダーに現地で説明も重ねている。発電所が地域活性化のきっかけになると期待する声がある一方、騒音や土砂災害、景色の見え方などを心配する声も多く上ったという。

 同事業には東京都中央区の王子グリーンリソース(新藤富三雄社長)も参加する。同社は王子製紙の関連会社で、再生可能エネルギーを手がけている。 問い合わせは市環境政策課(0834-22-8324)へ。