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政治 : 周南市のニュース
【山口県】税金の無駄使い!? 周南市 200件のはずが20件
政治周南市企業紹介の「周南シゴト動画」
コロナ禍?委託料は全額支出
山口県周南市は求人情報、企業紹介の動画を作成して今年3月からウエブサイト「周南シゴト動画」として公開しているが、200件ていどを見込んでいた動画作成は20件にとどまり、動画作成以外の業務も予定した件数に届かなかった。しかし委託料はコロナ禍ということから、契約金額の満額1,149万9,400円を業者に支払ったことが取材で分かった。
この動画の制作、配信事業は、同市のコンビナート関係の製造業で人手不足が起きているとして、求人情報の内容をわかりやすく伝えるために「地域就労促進事業」として市が取り組んでいるもので、事業の期間は2021年度から3年間を予定。
21年度はプロポーザル方式で業務を受託する企業を募集し、2社の応募企業から市外に本社がある広告代理店に決まった。募集時の提案の上限額は1,150万円だった。
委託業務のうちウエブサイト構築は、サイトが完成して企業が撮影した動画などをYouTubeで配信できるようになった。しかし、求人情報・企業紹介の動画作成は200件ていどを見込んでいたが20件にとどまり、時間も3分ていどとしていたが2分と短くなった。企業の映像の閲覧は、公開後の約3カ月で350件にとどまっている。
企業のための「お役立ち情報の動画作成」も100件ていどのはずが56件だった。職場の魅力向上の取り組みなどを解説する研修会は5回ていどの開催が新型コロナウイルス感染症の影響もあってオンラインで2回だけだった。5回、20社、延べ60人ていどを見込んでいた職場見学会は開けなかった。
このずさんな発注業務は税金のムダ使いの声も起こりそうだ。
市議会でもチェックされず 商工会議所はコロナ禍でも発行
この動画サイトについて、徳山商工会議所には2021年度分の制作にあたっては特に協力の要請はなく、今年度分も協力の依頼があれば応じるというスタンス。
一方、同商議所と新南陽商議所は若者に就労への情報を提供する「周南企業ガイドブック」を同じコロナ禍の20、21年度も発行し、100社以上を掲載。コロナ禍を理由に予定の企業数をはるかに下回った市の事業と違いを見せている。なお市からはこの事業には補助金も出していない。
市議会では今年3月にあった予算決算委員会の22年度予算の審議でこの事業について商工振興課から説明を聞いたが、前年度の成果について仕様書とかけ離れた内容が問題になることはなく、チェック機関としての在り方も問われそうだ。
2年目の今年は、入札で市内のケイ・アール・ワイ・サービスステーションが請け負うことになった。ウエブサイトはすでに構築されているため、予定価格は855万5千円だったが、同社は602万8千円で落札した。
担当する商工振興課によると、今年度は新たな50件の企業紹介の動画作成や、関係機関のホームページにリンクを張るなど利用を増やす取り組みにも力を入れるとしている。
動画掲載などの問い合わせは同課(0834-22-8373)へ。
