2026年05月13日(水)

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政治 : 周南市のニュース

[周南市議会議員選挙]新人、元職6人当選、現職3人落選 40人立候補も投票率は45.72%に低下

  • 当選を喜ぶ古賀さん(左から3人目)ら

  • 万歳で祝う貞本さん(中央)と支援者

  • 当選を喜ぶ西尾さん(中央)や大内県議(左端)ら

  • 中村市議(左から2人目)らと当選を喜ぶ藤井さん(中央)

  • 万歳三唱で喜ぶ河井さんと支持者

  • 拍手を贈る支援者と服部さん(右)

  • 感謝する清水さんと喜ぶ支援者

 40人が立候補した任期満了に伴う周南市議選(定数30)は26日、投開票され、現職27人のうち24人と、新人12人のうち5人、元職1人が当選した。立候補者が前回の33人から大きく上回り、投票率の上昇が期待されたが、45.72%で前回の46.83%を下回るまさかの数字となり、最も身近な選挙で有権者の半数が投票しないという事態が2回続くことになった。

 周南市が誕生して補選を除いて6回目の市議選。人口減少対策や子育て支援、防災・減災対策、福祉、医療のあり方、議会改革をめぐって論戦が展開された。

 選挙戦術は後援会組織を中心に、コロナ禍で難しかった遊説、街頭演説、個人演説会などで票固めをする従来型の陣営が多かった。一方で、のぼりを手にたすきをかけて歩いたり、走ったりして訴える候補や、SNSによる呼びかけに力を入れる候補も数人おり、変化を感じさせた。

 しかし、有権者の審判は厳しく、現職では一部を除いて前回より票数を減らす候補が続出し、前回は8人いた2千票以上を獲得した候補は、今回は山本真吾、岩田淳司両候補の2人にとどまった。

 山本候補は前回に続き、選挙カーを使わず、今回も歩きながら支持を呼び掛けて、前回の3,245票から大きく減らしながらも3回目の当選を果たした。しかし、同様に選挙カーを使わない運動を展開した新人は当選がかなわなかった。

 最下位は清水芳将候補で1,101票。現職から3人が落選し、元職の藤井直子候補は当選したが、魚永智行候補が次点となった日本共産党は3議席を守れなかった。最高齢で82歳の田村勇一候補、教員出身の田中昭候補も再選できなかった。

 ただ、現職の得票は減ったが、それが新人に向かうことはなく、市民の市議会に対する関心の低下がうかがえる結果となった。今後、市民に信頼される議会活動、議会からの積極的な情報発信が望まれそうだ。

開票作業に遅れも

 開票作業は当初、予定より早く、順調に進むと見られたが、午後11時の時点で200票だった福田文治候補の得票が次の発表では1500票になり、見守る市民に不信感を生じさせた。

 午前0時半に最終確定の予定だったが、残票の審査を残すだけになった段階の午前0時から開票が進まなくなり、最終確定は1時58分と選挙事務に課題を残す結果となった。

(延安弘行)

当選を喜ぶ古賀さん(左から3人目)ら

3世代、4世代が笑って暮らせる街に
古賀洋子さん

 児玉町の選挙事務所で開票速報を待つ無所属新人の古賀洋子さん(52)のスマートフォンに午後11時過ぎ、開票所のゼオンアリーナ周南にいるスタッフから1400票の得票を伝えるメッセージが届いた。当選の手ごたえを感じた母の泰子さん(76)、友人や同級生から拍手が起きた。
 手づくりの選挙運動の結果は新人でトップ当選。「スタッフの力添えがなければ、ここまでやれなかった」と話す。
 選挙期間中は学校給食費の無償化など、未来の子どもへの投資、住みやすい街づくりを訴えた。
 自身のこれまでの経験を踏まえ、3世代、4世代が笑って暮らせる街づくりを様々な角度から考えたいと意欲を見せていた。

万歳で祝う貞本さん(中央)と支援者

5年、10年先の笑顔のために
貞本昌也さん

 元市職員で鹿野出身の貞本昌也さん(59)が鹿野上の選挙事務所に集まった親族や地域住民ら約20人が見守る中、初当選を決めた。

 当選が決まると事務所内には祝福の声が飛び交い、妻の亜矢子さん(51)と息子の滉昌さん(17)が持つだるまに貞本さんが目を入れた。

 議会の透明化、議員定数削減、中山間地域の将来への不安を取り除きたいと訴えた貞本さん。「未来を託され、身が引き締まる思い。市、鹿野のために一つひとつ声を聴きながら邁進します」と意欲を見せた。

当選を喜ぶ西尾さん(中央)や大内県議(左端)ら

「働く者、生活者の代表で」
西尾孝夫さん

 国民民主党公認の西尾孝夫さん(37)は秘書を務める党県連代表の大内一也県議の全面支援で初当選した。万歳三唱で喜びを爆発させ「働く者、生活者の代表としてしっかり働きたい」と意欲を見せた。

 連合山口の推薦を受け、地域活動にも積極的に取り組んだ。選挙期間中はのぼりを手に歩く「桃太郎作戦」も実行し、37歳の若さをアピールした。

 清水の事務所は支持者約50人であふれ、連合山口周南地区会議の井上孝行代表は「これからの活躍に期待したい」と笑顔を見せた。

中村市議(左から2人目)らと当選を喜ぶ藤井さん(中央)

中村市議のバトンしっかり
藤井直子さん

 「私のあとをしっかり頼むよ」―今期で引退する日本共産党の中村富美子市議の後継者として出馬した同党元職の藤井直子さん(72)は、12年ぶりに市議会の議席を回復した。

 藤井さんは中村市議の後継に決まると中村市議と同じ新南陽地域に転居し、地元活動を始めた。中村市議はこの日も富田新町の事務所で開票の経過を藤井さんと一緒に見守った。

 藤井さんは「中村市議の実績を引き継ぎ、いつも市民のそばにいる身近で温かい市議を目指していく」と決意を新たにしていた。

万歳三唱で喜ぶ河井さんと支持者

「7度目の正直」に喜び爆発
河井美和子さん

 「やった! 7度目の正直だ!」―国政選挙に6回出馬して苦杯をなめてきた幸福実現党公認の河井美和子さん(61)は、7回目の選挙戦で初めて栄冠を手にした。河井さんの当選で同党は周南3市すべてに党の議席を確保し、同党としても全国54番目の党議席になった。

 戎町の選挙事務所で河井さんは「心臓が張り裂けそうなほどうれしい」と紅潮した笑顔を見せ、支持者約50人に頭を下げた。党本部の江夏正敏幹事長や、同党の山根栄子下松市議、早稲田真弓光市議も祝福にかけつけた。

拍手を贈る支援者と服部さん(右)

福祉のチカラまちづくりに活かす
服部恭弥さん

 服部恭弥さん(50)の川端町の選挙事務所では当確の知らせが伝わると、20年来の友人の岡本大さん(47)や、赤星登志太さん(63)ら集まった支援者から歓喜の声が上がった。

 「福祉のチカラで市民の命、権利、財産を守る!」と掲げ、初の選挙戦に挑んだ服部さん。

 これからの4年間を「周南の福祉を守る。もうこれ以上の福祉事業所の閉鎖は阻止したい。福祉現場での人員不足の早期解消もしないといけない」と力強く決意を話した。

感謝する清水さんと喜ぶ支援者

「とにかく良かった」と支援者
清水芳将さん

 糀町会館に集まった商店街関係者やイベンターなど多くの支援者が、テレビに映る速報の「当」の字を見て「良かった」と安堵したのは午前2時20分ごろ。

 最後の1議席を勝ち取ったのは6期目を目指した現職の清水芳将さん(60)だった。

 清水さんは最後まで一緒に見守ってくれた支援者に感謝し、「1番最後の当選という現実を受け止め、与えていただいた4年間しっかりと街の賑わい創出や議会問題に取り組んでいく」と決意を語った。

開票結果

晴れの当選者

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