2025年02月17日(月)

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読者の声 : 周南市のニュース

[行政に 聞きたい! 言いたい! 訴えたい!]福川小の通学路に柵もふたもない側溝

  • 問題の通学路。右側の側溝には柵もふたもなく、道路の左側に緑色のラインがひかれている。

周南市の市民から

 山口県周南市内の小学校に子どもを通わせている親です。入学当初から危険だと感じていた通学路について投稿しました。

 学校を出てすぐの通学路に深さ1〜2メートル、幅2メートルほどの大きな側溝があります。ふたや柵などはなく、子どもが転落したり、雨の日は増水により、落ちたら流されたりしてしまう危険性もあります。

 以前、側溝の方へ転げていった荷物を(緩やかな坂道になっています)あわてて取ろうとして側溝へ落ちそうになったと子どもが話していました。小学校低学年では、普段から気を付けるように言い聞かせていても、とっさの判断は難しく事故につながりかねないです。

 これを踏まえて昨年、学校へ側溝にふたか柵をしてほしい旨を要望しました。

 学校の回答は「以前、同じような要望があったので、改善策として側溝の反対側の道路上にグリーンのラインを引いたので、そちら側を通るように指導している」「可能な限り教員が下校に付き添うようにしているが、これ以上の対策はできない」でした。また、側溝にふたや柵ができない理由について回答はありませんでした。

 グリーンのラインは目安でしかなく、前述のとおり、側溝に子どもが落ちる可能性があるままです。

 同じような要望が数年前から出ているにも関わらず、必ず安全と言える改善策がとられないのはなぜでしょうか。

 全国的に通学路の危険個所未整備による痛ましい事故が起きています。事故が起きてからでは遅いとおもいますが、市の担当者の方はどのようにお考えでしょうか。

【回答】

教職員が登下校時に見守り

 福川小学校区の通学路危険箇所に関する問い合わせについての回答となります。 ご指摘いただいた箇所(市道福川3丁目1号線)については、平成28年の通学路合同点検において、児童の安全を確保する対策として、側溝とは反対側にグリーンラインを敷設し、児童の歩行スペースを確保しており、合わせて学校では、児童に対してこのグリーンライン内を歩行するように指導しております。

  また、この箇所は生活道路であることから、これまで防護柵などの設置について、 地域にも相談してきたところですが、道幅が狭いこともあり、設置については難しいのが現状です。 雨天時には、側溝の水量が増水することもあるため、引き続き教職員による登下 校時の見守りを行うとともに、通学路の変更についても検討してまいります。

周南市教育委員会学校教育課

「改修しないのが不思議」

 現地にも行ってみたという福川地区在住の福田文治市議のコメント。「子どもが落ちれば水がなくても大けがをするし、増水していれば流される。教育委員会が改修しないのが不思議。議会で徹底的に追及したい」。

 この通学路は投稿にもあるように以前から危険性が指摘されてきた道。同市では計画的に通学路の改修に取り組んでいる。今後の学校、市教委などの取り組みが注目される。(編集部)

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