2024年12月11日(水)

コラム「一言進言」

JRの横暴を許すな!

~南北自由通路は市民のもの~

■ 佐々木照彦周南市議がいい一般質問をした。徳山駅に地域の物産を売っているところが無い、新幹線改札口近くにできないか?と問うた。答弁は臨時なら良いが常設は無理だとそっけなかった。駅前再開発で周南観光コンベンション協会が運営していた観光案内所と「まちのポート」が昨年秋口にやむなく閉店、昨年末、移転するまで観光案内所だけは改札口前に開設された。結局「まちのポート」は袋小路のような場所に移転した。

■ 周南地区では光市も、下松市も多くの生産者がお土産品を開発している、しかし、街中で売れるところ、買えるところは「まちのポート」唯一だ。その「まちのポート」を新幹線口改札口そばに設置して欲しいと願っての質問だった。条例を見た。南北自由通路のだ。すべて市に許認可権があるとなっている。どこにも常設の売り場や、観光案内所を設置してはいけないと書いていない。市長が決裁すればできる条文だ。

■ 答弁で「JRが拒否したから」と言うべきだった。3月に周南地区の4商工会議所がJRに陳情した。駅の改札口周辺で特産品の販売をさせて欲しいという内容だった。その時の答えが臨時なら良いが常設は困る、と言う内容だった。自分の管理する「おみやげ街道」があるからだ。「なんならおみやげ街道で取り扱ってもいいですよ」とJRが言ったとか。何という上から目線の輩なんだ。

■ 思い出せば、南北自由通路は思惑付きの事業だった。木村前市長は、南北自由通路は中止に、と公約に掲げて立候補、当選したが時は遅く、工事は進み完成してしまった。周南市民が55億円の大金を投じて完成させた通路だ。工事もJRの関係会社の総取りで、地元にはほとんどメリットもなかった。周南市民の財産ともいうべき自由通路で地元の産品を販売することに、なぜJRの許可がいるのか。JRに物が言えない地方自治体が圧倒的に多いと聞く。何だろうか。

■ あげくに今では通路に2店舗のセブンイレブンがある。やりたい放題のJRに市長を先頭に声を上げて行こう。地域振興部は正論を語って行こう。何が怖いのか市民にはわからない。地方の産業振興は国の大きな課題だ。JRのエゴで地域が疲弊するのは許されない。県会議員も、国会議員もこんなバカげたことで苦しむ地方を放置するのだろうか。自民党の看板を背負って選挙に出るのなら、国交省を通じてJRに聞いてみたらよい。高村衆院議員、岸防衛大臣お願いします。JRに一言「黙って」と。

(中島 

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