2025年12月07日(日)

コラム「一言進言」

アイデア・実践力楽しみなマニフェスト大賞

〜県議会の定数を削減せよ〜

毎年この時期になると、実行委員会主催、毎日新聞社など共催のマニフェスト大賞が発表される。今回で16回目となり、全国からの応募も当初の10倍にもなったとある。地方を何とかしたい、地域をもっと元気にしたいと思う首長、議会人、それに一般市民も多く参加、疲弊していく地方を憂う人が逆に増えているのはうれしいことだ。

賞を取った事例を見ると、いずれもコツコツと取り組み、派手な1回限りのパフォーマンスでないことが特徴だ。首長のトップは石川県加賀市の宮元陸市長。現在3期目に入ったところだが、1期目からの検証結果を市のホームページ上で公開している

多くの項目があるが、観光客数は約20万人増。台湾との都市提携は国内最多、県内初。廃校を利用した大規模な企業誘致は県内初。公契約条例の制定は北陸初。第3子以降の学童保育料、学校給食が無料は県内初。手話言語条例の制定は北陸初。など全国初、北陸初、県内初は20項目に及ぶ。

議会では、山形県遊佐町では少年議会を設立、1年間45万円を使って、中高生たちが独自の予算案で政策提案するなどしている。その他受賞した団体、個人、議会などの工夫を凝らした取り組みなど、ここ周南地域でも参考になることは随分ある。いずれも人口減少対策など、市民生活に直結した活動が並ぶ。

首長も議会も、市民とどう運動を展開できるかが主題だ。下がり続ける投票率には、中高生を巻き込んだ取り組みが目立つ。金太郎飴のような右にならえの発想は受賞者たちにはない。しかも1回限りのイベントもない。全国にマニフェスト大賞を狙う人たちが多いのはなんだか希望も持てる。

閑話休題。山口県議会は定数削減を先延ばしにした。人口が全国でも極めて顕著に減っていて、高齢化率も上から数えて何番目か高い。実際、県議がどんな活動しているか答えることができる県民がどれだけいるだろうか。この衰退を止めるための提言している県議が果たしているのだろうか。

誰を国会議員にするかにうつつを抜かし、県民の選択肢を奪い、自分たちが一番の実力者だと威張っているようにしか見えない。あの殺風景な港のフェリー乗り場のビルを見るにつけ、県議の先生方の力を想像してしまう。県政をもっと躍動的にするために、全県議が一度それぞれのマニフェストを作ってもらいたいものだ。定数は減らすべきだ。

(中島 

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