2026年04月30日(木)

コラム「一言進言」

貿易、防疫戦争に敗戦?

〜研究費削減が原因?〜

今年も残り僅かになった。昨年からだけどコロナで始まり、コロナで終わりそうだ。昨年春の発生からすべての行事が、生活が大きく様変わりした。1年もすれば終息すると誰しも想像していたが、想定外に2年越しになりそうだ。未知のウイルスとの闘いは終わりが一向に見えない。

12日の日曜の日本経済新聞では「医薬敗戦バイオ出遅れ」と1面で取り上げていた。医薬品の貿易赤字が6年前から毎年2兆円を超えるとある。今年は3兆円だそうだ。安全保障が何より大事と新保守派の人たちは声が大きい。専守防衛にもっとお金をと要求する。安倍政権下、大学の研究費が大幅に削られ、大学院の助手の仕事も無くなり、研究者の多くは海外に逃げて行った。

目先の金もうけに国も企業も邁進して、結果貿易赤字国になった。いや防疫敗戦国になった。NHK・BSだったか、パナソニックの研究開発が縮小され、結局かつてのナショナルの栄光は影をひそめてしまったとのドキュメンタリー番組があった。

大企業の経営者はみなサラリーマン社長になり、当面の利益を出すことだけに力を注ぎ、将来を見据えた研究開発にお金を渋った結果、世界で取り残されていくだろう、との見方も出てきた。国が大学での研究費を削ったことと同じ思想に陥っていると想像する。

2年近くになるのに結局国内でのワクチン開発は成功していない。ここまで我が国の研究力は衰えていたのか。もし中国のワクチンが世界でも最高の出来だったらと想像するとぞっとする。国民を守るため時の政権はどうしただろうか。尖閣諸島がどうこうしたと抗議できただろうか。

国防ももちろん大切だが、コロナで大いに反省して、防疫戦争に負けない国の力を作っていくべきだ。科学と技術の力で世界に誇れる国を作って行けたら、ひいては国防にも役立つに違いない。国会議員も政府役人たちからも焦りを感じないのなぜか。

オミクロン株出現で、来年もコロナ戦争が終わるとは思えない。ワクチンを打ち続けることになるのか。世界に誇る貿易国が赤字を出し続けるのか。国会の論戦でも根本的な国の研究者、技術者育成が語られていない。私たち素人でもわかる「なぜ?」に答えられない議員も役人もいらない。貿易、防疫戦争に勝とう。

(中島 

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