2026年04月30日(木)

コラム「一言進言」

未だオンライン授業できない3市

〜対策会議再編成すべきだ〜

「子どもが急に休校になって仕事に出れない」「保育園が休園でやりくりつかない」悲痛な叫びがたくさん届くようになった。周南地区の多くの保育園や学校で休校が相次いでいる。働く親にとっては深刻な事態になっている。特に一人親家庭では、たちまち子どもの世話で身動きつかなくなる。パートで生計を保っていた家庭は悲惨だ。

感染者が自宅療養になった家庭はもっと悲惨だ。買物にもおいそれと出かけることもできず、食料調達もままならない。まん延防止で飲食店には手当が出そうだが、しかしパートで働いている人たち、タクシー運転手などは借金でもしないと暮らしが成り立たなくなる。

全国の保育園の休園が20日時点で327施設と報道があった。休校したり、一時自宅待機の小中学校は数がつかめないほどある。周南地域の保育園や小中学校のそれも、わが社に入る情報だけでも相当ある。自宅で生活を強いられた家庭の大変さを報じる新聞もある。

残念なのは各市の最近の対策本部の議題に、家に取り残される子どもたち、家庭の苦しさを取り上げられることはなかったことだ。5波までの対策会議がそのままで6波の子どもたち、その親たちが主流の感染者になっていることに対応していない。議論ひとつ展開されていない。

各市の教育委員会に聞いた。確か昨年、全生徒にタブレットを配布したはずだが、オンライン授業はできているのか。周南市は「岐陽中はしていると聞いたが、他の小中学校ではしていないのでは」▽下松市は「個別には対応していると思うが、全体としてはやってない」▽光市は「全くありません」。

せめて家庭に待機中の子どもたちが、通常の授業を受けているようなオンライン授業があれば、親の心労も半減するだろう。この状態を想定してタブレットの配布を急いだのではなかったか。保育園児を抱える親の悩みはもっと深刻だろう。各市の対策会議に教育委員会や福祉部門の関係者を早急に交えて、どんな状況か把握すべき時だろう。

行政マンの一番大切な要素は想像力を高めることだ。市民がどんな状態になっているか、どんなことができるか、この異常なコロナ禍の中、市民が唯一頼れるのは行政だ。災害と一緒だ。仲間の中にも子どもを抱えている人も多いだろう。子どもや親たちが感染してどんな状況なのか聞き取りぐらいはできるだろう。自分たちの施設を閉めるだけが対策ではない。「まん防」だけ出せば仕事はすんだわけではない。

(中島 

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
山口コーウン株式会社

「安全で 安心して 長く勤められる会社」をスローガンに、東ソー株式会社等の化学製品を安全かつ確実にお届けしています。安全輸送の実績でゴールドGマーク認定を受け、従業員が安心して働ける環境と「15の福利厚生」で従業員の人生に寄り添っています。

スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

西京銀行

【取扱期間 2026年4月1日~2026年9月30日まで】お預け金額10万円以上。手続き不要!さいきょう定期預金の金利で満期後自動継続。詳細は西京銀行までお気軽にお問い合わせください。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。