2026年04月30日(木)

コラム「一言進言」

県民との距離がありすぎの県政

〜「令和の松陰」を待望する〜

昨年は、山口県政は不祥事が続いた。県政と県民との距離が遠いので巷で話題に乗ることもほとんどなかった。しかし、全体的には県政に対する不信感は静かに浸透している。国政選挙にからんで副知事が辞任したり、幹部が公然と県庁内で後援会活動をしていたことも明らかになり、ひんしゅくをかった。税金を使っての選挙活動に亜然とした。

一般県民に響いたのは公用車に日本の最高級車のセンチュリーを使っていて、無駄使いと訴えた県民が起こした裁判で、県が敗訴したことだ。県議会議長は未だに堂々とセンチュリーに乗っていることに違和感を感じている県民も多いだろう。しかも東京出張でもわざわざタクシーにはセンチュリーを使用していることも判明、どれだけ特権意識を持っているのかとひんしゅくをかった。

市町村ではありえない事態だが、県政の内部から批判的な動きは薄い。昔から県の行政マンは知事部局と県議しか見てこなかったと何度も指摘してきたが、それが顕著に出た事象になった。県民との距離がますます遠ざかって行った感が増した。

そして今春、県議選がある。県政が県民からかけ離れていることをもっと意識して、何をすべきか具体的な方策を考えて欲しいものだ。県政と県民との接点はどこか、どう身近にできるか考えて欲しいと切に思う。そして高齢化率や出生率など重要な指標が全国のなかでも相当な下位にあることをどう改善するか、具体的な提言が欲しい。

維新が山口県のシンボルワードになっているが、山口県の維新を必要としているところはどこなのか。維新、維新と並べるだけで本当に大きく変革すべきところがどこなのか、県民には理解できていない。

人口も全国の中でも高い水準で減少する中、県議の定数の見直しも置き去りだ。ここ周南地域でも光市も下松市も無投票が続きそうだ。人口を増やす異次元の施策でもあるならいいが、もっと身を削る覚悟がないと、県民の心は県政からもっと離れていきそうだ。

徳山港のフェリー乗り場は県が建て替えたが、建物のお粗末に加えてオープンのセレモニーもお粗末で、本気で九州との往来を増やそうとしているとはとても思えず、県の本気度は見えなかった。選挙や高級車には熱心な県政に、新風を吹き込む議員の出現を切に願う。我こそは「令和の松陰」を標榜するような県議の誕生を願って、この春を待つ。

(中島 

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