2026年10月23日(金)

コラム「一言進言」

スマートシティ構想って何?

〜スマホでつながる市民と行政〜

■先日、充電劣化のため携帯電話の機種を変更しようとショップに行った。お客に私同様お年寄りがいた。手続きには随分時間がかかったが、なんとか済んで帰った。新機種だが携帯歴30年近いのでどうにかなるとたかをくくっていたが、最初でつまずいた。かな入力の仕方が前のそれと違っていた。同じスマホだからと甘く見た私が悪いが、なんともやるせなかった。

■若い人たちは説明なしでも使いこなしている。操作方法を探す術を知っている。同じくショップにいたあのお年寄り夫婦は大丈夫かなと頭をよぎった。後日ショップからアンケート依頼のメールが届いた。「高齢者のお客には最低限、基本の使い方を教えるようにしたら?」と書き込んだ。 

■携帯電話はガラケーからスマホへの移行が進み、お年寄りでも7割以上がスマホになったと聞いた。仕事に不可欠なこともあるが、スマホは生活になくてはならない物になった。社内の情報共有はもちろん、外部の団体とのやりとりもスマホなしではありえなくなった。ラインを始めその便利さに降参した格好だ。

■周南市ではスマートシティ構想に取り組んでいる。そもそもスマートシティ構想がどんなものか 理解する市民が一体何人いるのだろうか?市職員でもちゃんと説明できるか疑問だ。本紙でも取り上げた。デジタル化推進なのか、情報共有が目的なのか?いずれにしてもスマホの有効利用は面白い現象を生み出しそうだ。

■市民センターから地域内市民への情報提供は簡単にできそうだ。音が聞こえない防災無線よりスマホを使った情報伝達の方が余程確実に届けられることだろう。位置情報もキャッチできるスマホだと認知症のお年寄りを探すのにも有効だろう。スマホで地域内市民とつながっていると、いろいろアイデアが生まれそうだ。

■問題はスマホを使いこなせないお年寄り対策だろう。ごく基本的なことだけならどうにかなるかもしれない。電話としての使用と、ラインを見られるだけで役に立つ。高校生や大学生を巻き込んで、できないお年寄りの解消を目指してもいい。 

■市の広報紙を見ない市民も増えている。行政とつながる市民をどれだけ増やす事ができるか、スマートシティ構想の基本はそこかも知れない。親たちは子どもたちが説得し、お年寄りは若者たちが教えて登録者を増やすことで、行政と市民が情報共有できればと、新しい携帯を見つめている。

(中島 進)

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