コラム・エッセイ
No.120 阿部監督事件の真実がみえてこない。巨人軍がこれほど劇的に“転落”させた理由は何なのか…教えてほしい
独善・独言前々稿「全国大会11連覇の柳井商工のバドミントン部」、前稿「脱ミシンに成功したブラザー工業」と組織マネージメントの観点から紹介してきた。今回は「巨人軍監督阿部慎之助の解任」という組織防衛事例を検証したい。
㊀A表は私が知人に行った100人アンケートである。この数なら全国の“民意”とみても大差がないと判断する。
ひと項目ごとにみていくと…
①賛同が少なくわからないが多い。AIへの相談が間違いであったのか
②ほぼ肯定だが「児童相談所が警察に振る前にまず自分で解決するという姿勢がうかがえない」との意見があった
③最大64人が肯定…警察は行為は当たり前⇒信頼度が高いことを示す
④は「任意同行」でも良かったのではないか」という意見が多数。ただ警察官も超著名人逮捕となれば大騒ぎになることは認識していたはず。それでも逮捕した裏側の真実はなにか
⑤子どもへの暴力から辞任までの阿部さんの振る舞いをみて共感できないと否定異見は僅か8人と少数である
⑥に注目してほしい。本事件が解任に結びつくほどの深刻なものであったのかという疑問を多くの人がもっている。「巨人軍は阿部監督を交代させるチャンスを探っていたのではないか」とのウガッタ意見もあった
㊁そこで阿部さん同様、著名人、権力者の転落、失脚例を思いつくままに並べてみた。㋑㋺のようにそれまでの行状からして“身からでたサビ”という事情がほとんどである。しかし、今回の阿部事件の場合はどうだろうか…

⑴上記の多くの転落者との決定的な違いは「不起訴」にある
⑵家庭に問題アリという週刊誌ネタが氾濫しているが…どんな家族でも傍目にはみえない問題を抱えており、それが決定的な要因になるのか疑問
⑶武田鉄矢の作詞「故郷未だ忘れ難く」のなかの一節「酒さえ飲まなきゃやさしい親父」⇒“かみなりオヤジ”の存在はこの世にまったく不要になったのか…それで良いのだろうか
⑷デーブ大久保がYouTubeの「阿部という人間にはリーダーの資質に欠けたところがある」という発言⇒上記の信長や新浪剛史に限らず世の中で名をあげた人物にはそれなりのクセがある。あなたが仕えた上司のなかに一人でもパーフェクトだと評価できる人物がいるか…想起してほしい
㊂私は⑤と⑥の“民の意”に同調する。過去の失脚例に照らしても本人の行状に決定的な負の要因がない、その行為が決定的な法律違反とは思えない。
そのなかで慰留をせずに即日処分していること、謹慎などでなく極刑で対応したこと…巨人球団の判断基準はどこにあったのか強烈な興味をもつ。
㊃この手の事件での報道の追及はすさまじい。それでも時がたてば日大問題も水原通訳もフジテレビも今では忘れさられて“真実”の把握ができていない。諸々の事件の顛末や後日談を3年後ぐらいに取り上げるという企画を望む。私は今回の阿部さんに無罪を証明ができる場がほしいと思っているが …どうでしょうか。
