コラム・エッセイ
No.128 ナント下松市が住みよさが815市区中5位になった。市民として誇らしい、この街に住めてありがたいという実感と感謝を
独善・独言下松市の住みよさランキングが全国5位になった(F表㋣)。市民総出で提灯行列をして祝いたい市発足以来の文句なしの誇りごとなのに《実感》がないという声がある。今回は他市の方のヒンシュクをかっても、この5位の価値を下松市民に突きつけたい。
㊀悪い順位(=5点評価なら1)の項目がふたつ。まず815市区中734位の㋑「市民一人当り飲食店数」。これは周辺地域の飲食店がほぼ消滅し、末武大通りや、ゆめタウンに集中してきた流れであろうが、多くの人が(家に車があれば)特別不足感はあるまい。もうひとつ…㋺「老人人口当り介護保険施設」はなんと790位と最下位ランクにある。しかしこれも有料老人ホームでカバーされているためか不足が問題化していない。つまり、㋑も㋺もそれなりに折り合いがついているのである。
㊁B表優良項目、殊に㋩の水道料金の安さや㋥の買物が便利であることは認識済であろうから省くが、㋭の子どもの数…今回から晩婚、高齢出産という世相に合せて分母年齢を39歳から49歳に引上げた。結果、順位が過去4年間1位だったものが86位まで低下している。今まで通りの評価基準なら総合順位は5位からトップになっているかもしれないというのは私の未練がましい見立てである。
㋬の「市民当り法人市民税」…過去最高位(と思われる)55位である。周南市の39位を合わせ、コンビナートとしての矜持、面目というものであろう。
㊂C表の財政健全度、D表の納税者一人当りの所得額は5点満点で4点のランクと云えよう。地方の小都市としては上出来の部類に入らないか。また、いくら住みよさを標榜しても人口が大きく減少しては価値がさがる。F表㋠の人口増減実績は下松市の住みよさ5位を裏打ちしている数値と云えよう。
㊃E表の気候の高ランク…これは気温、日照時間、積雪などを総合しての順位であるが、周南地域がありがたい生活環境にあることを証明している。
ランキング指標にはないが風景(⇒笠戸島の波光)という観点なら、これも国内トップクラスと云えないか。
災害の有無という指標があれば⇒F表㋷は「災害復旧費10年間合計」である。災害復旧費が少ないことが災害を受ける機会が少いこととイコールとは断じ得ないが、この数値が下松市民に認識があったか。川が短い、一番長い川にダムが二重にある、市長は安全安心を市政の一番に置いて推進してきた、大きい地震はない…そのような集大成であろう。
㊄与えられた幸福に慣れて実感がない=《無感》でいる現象を心理学用語では『ヘドニック・アダプテーション』というらしい。実感がなければ《感謝》の気持ちは生まれまい。無感から実感へ、そして感謝へ進化することで《くだまつ愛》がより深まる。行政から市民へ、殊に子ども達へ住みよさ5の価値の周知を強めていただくことを望みたい。
㊅花岡地区福祉協議会からの敬老の祝い文にこうあった。《今の「住みよいまちくだまつ」があるのは、これまで社会をつくってこられた皆様のおかげです》…熱いものがこみあげてきた。
