2026年06月24日(水)

コラム・エッセイ

偏西風

新しい出会いに向けて-この町・あの人・この話- 浅海道子

 台風14号一過の快晴。以前は当たり前の光景だったが、いつの頃からか、中心はとっくに過ぎ去ったのに、その後も2,3日雨天が続くというパターンが多くなった。

 これには「台風が運んできた湿気を含んだ南風が前線とぶつかり合って…」と解説され、そんなものかと納得はしていたが、それなら、なぜ昔はそうではなかったのか、これも地球温暖化の影響なのかと、その理由が分からないままに過ごしていた。

 それにこの14号台風、途中の動きが奇っ怪で、日本に近づいたところで東の海上にとどまってうろつき、やがて旅の支度が調ったように東に方向を変え東に向けて走り去っていった。何でうろつき、急に方向を変えるのか、理解できていなかったが、最近は知識十分の気象予報士が天気予報のコーナーで丁寧に解説してくれる。

 中心付近の最大風速が毎秒70メートル、半径は1,000キロ、そのエネルギーは水爆何百個以上ともいわれるほど膨大だが自分では動くことは出来ず、太平洋高気圧から吹き出す風に乗って北上し、日本近くまで来ると今度は偏西風に導かれて西に進むのだそうだ。

 台風が訳の分からないような進路を取るのも、東に方向を変えるとスピードが上がるのもこれで分かった。でも、偏西風はなぜ吹くのか。普段はあまり解説を聞くことがなく、よく分からないままだったが、知識情報満載のネット空間ではこれも丁寧に解説してくれる。

 それは太陽から降り注ぐ熱エネルギーと空気の対流と地球の自転とで見事に説明されていて、高気圧の出来方も、偏西風が日本付近を流れることも、台風の予想外の動きの理由も、よくわかった。

 世の中にはわからないことが(自分の知らないことが)たくさんあって、なぜそうなっているのか知りたいときに「それはこうだからだ」と解説されると「では、なぜこうなるの」と新たな疑問が湧いてきてどこまでも続き、最後の答が得られなくてもやもやが残ることがしょっちゅうある。

 しかし、台風の進路についてはよくわかり、数学の証明問題が解けたような、台風一過の快晴のような、爽快な気分を味わった。

 だが、ここでまた疑問が。そんな偏西風の動きが近年大きく変わってきていて、各地の異常気象もこれが原因になっていると言われているのだが、

 では偏西風の流れを変えたのは何なのだろう。

 地球温暖化の影響なのだろうか。それなら温暖化はなぜ起ったのだろう。本当に人間の活動で排出される二酸化炭素だけが原因なのだろうか?偏西風への疑問で味わった納得の爽快な気分を、この疑問でも是非味わいたいと願っている。

(カナダ友好協会代表)

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
山口コーウン株式会社

「安全で 安心して 長く勤められる会社」をスローガンに、東ソー株式会社等の化学製品を安全かつ確実にお届けしています。安全輸送の実績でゴールドGマーク認定を受け、従業員が安心して働ける環境と「15の福利厚生」で従業員の人生に寄り添っています。

スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

株式会社トクヤマ

トクヤマは、電子材料・ライフサイエンス・環境事業・化成品・セメントの各分野で、もっと幸せな未来をつくる価値創造型企業です。

山田石油株式会社

ソロや友達と過ごす「おとなじかん」から、親子三世代で過ごす「かぞくじかん」も楽しめる日帰りレジャー施設「くだまつ健康パーク」。屋内で遊べる施設や岩盤浴、サウナも充実!