コラム・エッセイ
3 「100年企業」の達成目指し自問自答
九内庸志のENJOY SHUNAN LIFE私が社長になって、この4月で30年を迎えたということを前回お伝えしました。振り返ってみると、やはり長いなあ思います。そしてまた、会社としては90周年を迎えました。祖父が創業したのですが、個人創業から数えると祖父は47年も社長をやったので、私はそれにはかなわないな、と思いますが。
人間の寿命は約90年、今や80年以上生きる人は増えてきました。人生100年時代ともいわれます。一方、会社というのは100年続くことはなかなかないのが現実です。
それは、会社というのは人で成り立っていて、社長も幹部も社員も入れ替わるからだと思います。会社の構成メンバーは時間の経過とともに変わって行き、人が変わる中で会社の理念、方針、技術、顧客維持、これらを保つことが非常に難しい、だから立ちいかなくなるんですね。
人間は、細胞分裂と新陳代謝を繰り返して90年生き続ける、しかし会社は人が変わりながら、うまくその細胞分裂も新陳代謝もしなければならないから難しい。
わが社の今のスローガンは「安心・安全・快適・未来」です。“安心と安全”は、わが社の提供するサービスの根幹をなすものといっていいと思います。公共工事分野の交通安全施設設置工事、例えばガードレール、カーブミラーを設置することや道路に区画線を引くことで世の中の交通安全に寄与する、法面保護工事で崖や斜面の補強をし、土砂災害を防ぐ、などを通じて、暮らしの安心安全を守るということです。
その後、住宅塗装やリフォーム、エクステリア工事に幅を広げました。公共工事で培った技術、実績をより生活に身近なものと感じていただくためです。
そして、昨年から進めてきた本社ビルの建て替えと完成に伴って、テナント、賃貸マンション経営、コンビニを自社運営、ビルの最上階にコワーキングオフィスをオープン。従来の事業とは一見関連がないようですが、キーワードを“快適・未来”とすることでそれらがつながってきます。
会社の事業内容が世の中から必要とされているかということ。この事業目的に常に自問自答を繰り返してきました。100年企業の達成まで、あと9年。さらに自問自答し、答えを求めていきます。
株式会社クナイホールディングス 代表 九内庸志
完成した本社ビル
