コラム・エッセイ
5 父の葬儀で「かかわり」学ぶ
九内庸志のENJOY SHUNAN LIFE地元で長く会社をやってこられたのは、地域の皆さまとの長く深いかかわり、そしてそれだけではなく業界、協会、組合などの各種団体との関わりが続いてきたおかげだと、つくづく思うのです。
今回は、そのようなことを改めて感じる出来事があったので、その部分を中心にお話したいと思います。
実は8月に私の父であり、わが社の会長が亡くなりました。89歳でした。
父は昨年までは元気に自分で車を運転して出かけ、ゴルフにも行っていました。しかし、昨年から今年にかけて3度も転倒して骨折をし、3度目は入院となり、それが長引き、他の病気を併発してついに亡くなりました。
亡くなると、当然葬儀を営むわけですが、実は密葬と社葬ということで2度葬式を厳修しました。コロナ禍の時期には家族葬を営む方も多かっと思いますが、今はだいぶ状況も変わって来て、会社の会長職ということで取引関係などの出席者も多くなると思われたので、それなりの葬儀にすることは必要と思いましたが、亡くなったのが8月13日で、ちょうどお盆でしたので各方面への連絡が難しいと思いました。
密葬ということで家族と社員だけで一旦葬儀を営み、約1か月後に社葬(お別れの会)という形を取りました。遠方からも多くの方が来られ、やはり準備期間をおいてのこの方法を取って良かったのかと思います。
葬式というと、私が子どもの頃は、自宅で通夜、葬儀を営むのが当たり前でしたが、時代の変化とともにだんだんと設備の整った会館で営むようになりました。
世の中の流れというものだと思いますが、会館という広い部屋ですることで、葬式という行事もだんだん大掛かりになって来たと思います。
自宅では到底飾れないような祭壇やお花。会館だからこそのセレモニーは音や写真や映像も使い、エアコン完備の部屋で参加者の疲労も以前とは比べ物にならないと思います。
葬祭業という業界は変わったんだなあ、とつくづく感じたわけですが、私が関わる工事関係の業界協会等であまり変わらないものもあります。変わらないところには人は集まらない、お客様も働く人も、と感じます。
どんな仕事にもお客様があり、お金を頂いて商売が成り立つわけですが、どのようにすればお客様に喜んでいただけるのか?そこを追求していかなければ会社の発展、そして街の発展などないのだと思います。
株式会社 クナイホールディングス 代表 九内庸志
