コラム・エッセイ
『拝啓岸田総理大臣様』
伊藤博之の釣れ釣れ談議11月19日の米株式市場でダウが急落しました。欧州でまたもコロナ感染が広がり、オーストリア政府は22日から最大20日間、4回目のロックダウンを導入すると発表しました。またドイツ、ベルギー、ロシア、チェコ、スロバキアなどの国でも国としてのコロナ対策を実施すると発表。
コロナ対策をすると人との交流が減少します。人と触れる回数が減ることでウイルスを遮断しコロナの拡大を止める方法ですが、交流が止まるとお金の流れも止まるので経済は悪化します。近年の経済の流れは自国だけでは成り立ちません。
世界全体で上手に回ってこそ経済の前進があるのです。世界のどこかで経済が減少する状況が出ると世界全体の経済が停滞するのです。そして最近、米国でもコロナ感染拡大の懸念が出ています。
11月に入り感染者は30%も増えてきているようです。まだ政府が経済を止める状況ではないようですが、株価は一歩も二歩も先を見て売り買いされます。特に米国で経済封鎖の疑惑が上がり始めると、世界の株式相場が大きく急落となります。株価は臆病なので世界で何かあればすぐに引っ込んでしまいます。
欧州や米国はワクチンの接種率が60〜70%とかなり高いのですが、欧州で感染拡大が際立って高い理由が明らかではなく、ただ欧州各国はワクチン接種が日本より3〜4カ月早いので時間経過により予防効果が薄れている人が多くなっていることや行動制限緩和が早すぎたのではないか、また欧州各国の現在の街の様子をテレビで見ると街を歩くほとんどの人がマスクをつけていません。マスク、うがい、手洗い、3密を避けるのコロナに対する予防策がまったく徹底されていないのです。
経済は大事ですが、せっかく苦心してコロナ感染者を減少させても一度に行動制限を開放したので今までの努力が水の泡になります。コロナは一筋縄では収まりません。全世界の各国で感染抑制と経済の両方に向けて手さぐりが続いています。
欧州連合(EU)は治療用飲み薬の緊急使用を承認しました。米製薬大手メルクが開発したコロナ軽症者向けの飲み薬「モルヌピラビル」です。症状が出て5日以内に服用すれば入院や死亡のリスクを低減できるそうです。
これからはコロナに対して早期に治療をし、重症化させないことです。重症化させないでその前に止めること、死亡させないということです。
現在欧州では感染者が1日30万人以上と感染者数を更新していますがワクチンの接種で死亡者は少なくなっています。現在の欧州はコロナ対策の一番適切なお手本です。日本ではコロナが復活しないよう、経済とコロナ両輪のバランスをとった舵取りと、そして自民党が勝利した一つにコロナの急減少があります。菅前首相のワクチン接種への努力の賜物を忘れないで下さい、岸田新首相様。
(県磯釣連合会最高顧問)
