コラム・エッセイ
No.35 内輪の話
美人薄命 走れ!おばさん 中村光子毎月、最後の月曜日を“カレーの日”と決めた。年齢と共に、料理のレパートリーが少なくなり、と言うより、調理法を忘れるのか、思いつかないのか、酢の物と野菜サラダが定番になった。おまけに月曜日は空手の稽古日で、娘と友人が夕食を我が家で取るのだ。
「コレデハ、イケン」と考えた末、月に1度はカレーの日にした。娘たちにも受けが良く、私も献立で悩まないで済む。
どうせ、作るのなら大鍋いっぱい作ろう。まあ、雑な性分の私の考えることだが…。
月末の土曜日の朝から仕込み、日曜日をはさんで、月曜日の昼過ぎに仕上げる。それも、出来合いのレトルトカレールーを使用するのではなく“走れ!おばさんカレー”を作ろうと、張り切るのだ。
ニンニク、玉ねぎ、人参、じゃがいも等、大量の材料に、茅乃舎のだし(私が重宝している調味料)、コンソメ、伯方の塩、唐辛子等で味つけをする。カレー粉も、その時によって違うから、いつもと同じ味にはならない。先週は、外国製カレー粉を見つけてためしたら、口当たりは違うようだが、評判はよかった。
土曜日・間をあけて5回煮込む。日曜日・何度も味見しながら、5回火を入れる。そのうち、おいしいのか、おいしくないのか、判断がつかなくなる。つまり、それほど真剣にカレーと取り組むので…あります。
さて、月曜日の夜は空手の稽古日、娘をはじめ、4人で試食?「おかわりー」とか「持ち帰りありですかあ」等と言われると、私はうれしさをかくして、大きめのタッパーに、詰め込んでしまう。
火曜日、友人、知人に配る。あるいは、昼食を共にする。だが、それは私の勝手な、いや思いあがった行動で、食べさせられる友人たちは、それぞれ好みの味があろうから、万人向きとは言えない。
「美味でしょ、美味でしょ」と、私が何度も言うので「う、うん美味よ」と、しかたなしにうなずくひとも…いる。が、まあ、そんなこと知っちゃあいないよーだ。
今日、9月27日(月)は、カレーの日、空手の稽古日だが、コロナ禍で休みだ。只今、6時35分、この時間までにカレーを取りに来た友人6名、娘は勤務地が遠方で取りに来るのは20時過ぎだろう。
火曜日、4人の友人が持ち帰り、昼は友人2人と私の3人で食事会予定です。
月曜日に持ち帰った友人から電話がありました。「残ったら電話してね」とうれしい電話。
以上、面白くない内輪のカレーの話でした。
