コラム・エッセイ
No.65 半寿同窓会から(1)
美人薄命 走れ!おばさん 中村光子5月16、17日、徳山高校11期の同窓会をした。案内状に「小豆島にて、半寿同窓会」とある。「?、半寿って何」
私の知らない言葉に、愛読辞典、広辞苑を繰ったがない。古いからないのかな。念のため、1986年度版の朝日新聞社の漢字用語辞典を開いた。半寿・81才とあった。半寿とは81才のことを言うらしい。
実は、ここ2年ばかり、コロナ禍で同窓会は何度も中止になった。東京在住の名幹事O氏のおかげでやっと実現したのだ。
東は東京、西は山口までの同級生に、何度も何度も案内状を書きかえて郵送。その律儀さと寛大な優しさには言葉もない。感謝のみである。
O氏も私も名門富田中学校出身だ。彼は賢人かつ人格者で、つまり全てにおいて仰ぎ見るひとだ。
本来なら同窓会という名のもと、訪れた名所旧跡、久し振りの同窓会を中心に、話を書き進めたいのだが、O氏の心憎いまでの配慮に対して、気づけば長い長い前置きになってしまった。
今年の半寿同窓会は香川県の小豆島だ。姫路駅に全員集合の後、姫路城周辺を散策のあと、姫路港からフェリーで小豆島へ渡ることになっている。
出席者22人、年々出席者が少なくなる。それぞれに諸事情はあるだろう。体調不良であったり、仕事、これはないかも知れん。訃報も入ってくる。参加出来たことを素直に喜ばなければ…。
姫路はこれで3回目だ。天守閣への急階段は思い出しただけでも辟易だ。歳をとるとはこんな時に感じ…る。そ、それで、姫路城西屋敷跡の庭園、好古園めぐりにした。13カ所の庭園を廻ったのち、土産屋の2階で昼食を取った。のち港へ向かう。
姫路港からフェリーで1時間40分の船旅だ。波はおだやかで船は周辺の小島の間をすべるように走る。
奈良からヨシコちゃん、山口からアコちゃんと私、3人とも名門富田中学校出身の仲良し組だ。ヨシコちゃんは心臓が悪く、4回も手術をしている。いや、手術に耐えた強者だ。同窓会に合わせて体調を整えて、参加したのだ。
幹事のO氏に、無理を承知で同室にしてもらった。もちろん、友人たちも快諾してくれたのは言うまでもない。
私たち3人は海に沈む夕日をみながら感激し、夕食の案内が来るまでのわずかな時間を惜しんで話に花を咲かせた。
ああ、紙面がなくなりそうだ。次回もきっと、こんな調子の雑文になりそうだなあー。あっ夕食の知らせがきた。
