2026年05月29日(金)

コラム・エッセイ

No.66 半寿同窓会から(2)

美人薄命 走れ!おばさん 中村光子

 まあ、聞いて下さい。小豆島のホテルの夕食はバイキングだった。それも席は決まっていない。仲間同士でテーブルを確保し、食べたい料理を自分で取りに行く。顔にはマスク、手にはナイロン手袋をする。コロナ禍とは言え、ホテルだから我々団体客は別室で談笑しながらの宴会…(だって同窓会ですぞ!)と思っていた。まあ、老い先短いので、初めての体験と思えばよかろう。

 明けて5月17日、まずオリーブ園に行った。オリーブは実をつけたばかりで見るのもそそくさで、土産店に押し込まれた。

 20分あまりで土産物を求め、バスに乗る。曲りくねった道を左右に揺れ“二十四の瞳”の映画村に到着。

 小学校の時あった、視聴覚教育時間に、生徒は講堂に集められてその映画を見た。涙、涙の物語だったと覚えているが、時代は流れ、すっかり色あせて感動もない。

 それより俳人尾崎放哉が晩年、小豆島の南郷庵にこもり極貧の窮みの中で俳人として果てた庵に行きたかった。

 映画村から引き返しマルキン醤油工場見物と言っても20分程度だ。道筋に大樽が置いてあった。見物用だが、その大樽には1升瓶が6千本も入るそうだ。

 最後に寒霞渓へ行ったが、高所恐怖症の私は景色も眺められないし、四方に広がる遊歩道を散策する時間もなかった。園内にある1億円の快適トイレを使用した。清潔できれいだが、最近はどこの公衆トイレも掃除が行き届き、快適なので驚かなかった。

 小豆島名所の4カ所を見物後、再びフェリーに乗り姫路へ戻り、駅で東と西、つまり関東方面と徳山方面に別れ同窓会は無事に終わった。何事もなく終了したのは、名幹事O氏の骨折りによるのだ。

 「楽しかったね、来年もまた、元気で集まりましょうね」

 再会を誓い合ったが、O氏からは色よい返事がなかった。それほどお世話は大変なのだ。100歳までとは言わないが、ヨイヨイになっても続けて欲しい。

 我々は帰途の新幹線こだま号で、同窓会の話で盛り上がる…はずだったが、電車の乗り場を間違えた仲間が行方不明になり友情厚いH氏が探し当てた時には、我々のこだま号は発車していた。

 H氏は孤軍奮闘、迷大人の仲間をのぞみ号に乗せ、福山で我々の停車中のこだまに追いつき乗車した。皆も拍手で2人を迎えた。のぞみ号で徳山へ帰ってもよかったのに…ああ!何と言う友情であろう。

 以上、思い出いっぱいの、楽しい愉快な徳高11期、半寿同窓会の話はおわりです。

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
出光興産

出光興産徳山事業所は、エネルギーと素材の安定供給を通じて産業や暮らしを支えています。環境負荷低減や安全操業に取り組み、地域とともに持続可能な社会の実現に貢献していきます。

ピアレックス

遺品整理でお困りではないですか?県内出張見積は無料!不動産売却や空き家じまい(解体)もお気軽にお問い合わせください。

西京銀行

【取扱期間 2026年4月1日~2026年9月30日まで】お預け金額10万円以上。手続き不要!さいきょう定期預金の金利で満期後自動継続。詳細は西京銀行までお気軽にお問い合わせください。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。