コラム・エッセイ
No.1 初詣で五社
美人薄命 走れ!おばさん 中村光子明けましておめでとうございます。
走れ!おばさんも修飾語が変わり、年号も変わる年明けです。皆様いかがお過ごしでしたか。
夫が健在の頃は、早朝、太華山に登り、初日に無病息災を、懸命に祈ったものでした。
ここ数年は、娘とその友人たちと、車で神社拝観をしています。今年は、五社詣をしようと、昼過ぎに出発しました。遠石、花岡、富田山崎と、いずれのお社も大変な人出でした。神仏のお加護は偉大だと痛感致しました。今年も良いご縁がありますように(断っておきますが、結婚のお相手…ではなく、素敵に生きている人との出会いです)と、祈りました。おさい銭は、娘とその友人たちに出して貰いましたが、お願いは人に頼らず、真剣に頼みました。
娘もふたりの友人も不特定多数の人とのかかわりがある職業なので、大勢の人が集まる場所が苦手なのです。せめて、プライベートの時間は、のんびりしたいようなのです。
「知人に出会った時のあいさつは仕方がないとしても、こちらが気付かず向こうから声がかかるのは誰が一番多いかしらね」と、他愛のないゲームを試みました。4人はなるべく目を合わせないよう意識しながら、各神社を拝観しました。どの神社も神前で拝観するまでに、30、40分はかかる程の人出でした。その途中、私は昔のバレーボール仲間に出会っただけでした。4人がなるべくかたまって、周囲を見ないようにしながら、拝観順を待っているのがおかしかったです。
それぞれの神社には工夫を凝らした福引があり、毎年の楽しみのひとつです。私は貧乏ですからくじ札は娘に買って貰います。もちろん大当たりするはずもなく漂白剤やボールペンでしたが、ふふふ、彼女らも生活必需品を選ぶ年齢になっていました。
さて、三社の他、市内権現町の熊野神社と児玉源太郎を祭った児玉神社へとお参りをしました。熊野神社は2組の家族が拝観中でした。きれいに掃き清められた境内は森閑とし、お香のやわらかい香りが、あたりに漂っていて心が洗われました。
児玉神社は、徳山小学校横にあります。昨年10月の藤園忌(児玉源太郎忌)の講師は、私が尊敬してやまない俳人の坪内稔典氏でした。先生はカバが大好きで、全国の動物園のカバに会いに。もちろん、徳山のカバにも会いに来られました。
久し振りにそんなことを思い出しながら、開放された神前に、家内安全とつぶやきました。
今年も駄文頑張ります。
